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確定申告

青色申告の方が白色申告よりも金融機関等に対して信用度が高い

投稿日:2018年9月14日 更新日:

青色申告で確定申告する方が、白色申告よりも、金融機関等に対しての信用度が高い

金融機関

こんにちは!マサヒロです!

前回の記事では、65万円の青色申告特別控除以外で、確定申告を青色申告で行うメリットについて、いくつかお話しました。

今回は、その中でも、最後にメリットとしてご紹介した「青色申告の方が、白色申告に比べて、金融機関などに対して社会的信用度が高い」という点について、会計事務所(税理士事務所)勤務経験5年の管理人の経験談を交えてお話したいと思います。

まず、このことについて論理的に考えてみると、青色申告というのは複式簿記を使って記帳していくことで、1年間の収支と儲けを示す損益計算書と、年末日時点のその個人事業主(確定申告者)の事業における資産内容を示す貸借対照表を合わせた青色申告決算書を、確定申告書に添付して税務署に提出することになっています。

一方、白色申告というのは、簡単な帳簿付けによって、その個人事業主の事業における収入(売上)や仕入(原価)一般経費等を集計して、最終的な所得(利益・儲け)を表す収支内訳書というものを申告書に添付して税務署に提出します。

この簡単な帳簿付けとは単式簿記といわれるもので、いわゆる家計簿のようなシンプルな帳簿付けになります。

また、この時に、青色申告では提出義務のある貸借対照表を、提出する必要はありません。

つまり、住宅ローン等、お金を借りるために金融機関などにその営業成績である決算書を提出する時に、白色申告をしている自営業者(個人事業主)というのは、より正確な経営状態を示すことができる青色申告決算書ではなく、比較的シンプルに売上や経費、利益(所得)を示す収支内訳書を提出することになります。

そして、前述の通り、その内訳書には貸借対照表がありませんので、その時点での事業に関する借入金なども正確に見てとることはできません。

やはり、そうなれば、ただでさえ、細かいチェックを入れる金融機関がお金を貸す時に、白色申告の自営業者に対する信用度が下がってしまうのは必然ということです。

もし、この自営業者が土地持ちだったり、親が資産家だったりすれば、それら資産に担保を設定するなどしてお金を借りるということは可能だと思います。

しかし、そういった資産やコネの無い一般の自営業者であれば、評価するポイントとして大きいのは、やはり、この決算書(白色申告では収支内訳書)となるわけですので、その場合、正確な複式簿記で青色申告決算書を作成している青色申告者の方が信用度が高くなるのは当然と言えるのです。

 

実際に、僕が勤務していた税理士事務所時代のお客さんの個人事業主の中にも、1年分の白色申告だけでは住宅ローンが通らなかったのに、その後、2年間の青色申告を経たことで、希望通りに住宅ローンが通ったというケースもありました。

もちろん、税理士事務所で帳面を見てもらった上での青色申告でしたので、申告書への関与税理士の押印もありましたし、その分信用度が高くなったというのは間違いないと思います。

また、僕の場合も、自分で複式簿記の仕訳から青色申告決算書や確定申告書まで作成できるため、関与税理士は付いていませんが、問題無く希望通りの住宅ローンが通って新築の家を建てることもできています。



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