2016年12月中旬
コルポスコープ診・生検(組織診)
※病変部分の組織を3箇所採り、病理検査。
結果は、通常2週間後。
今回は、こちらの話です。
コルポスコープ診・生検(組織診)を受ける
2016年12月中旬、精密検査を受けました。
総合病院の婦人科で、コルポスコープ診と生検(組織診)を受けました。
コルポスコープとは、膣拡大鏡という医療器具のことです。
それを用いて、子宮頸部を拡大、観察することにより、子宮頸部病変の程度と広がりを把握し、また最強病変を含めて生検を行うための検査をコルポスコピー(コルポスコープ診、コルポ診)といいます。
病変を分かりやすくするために酢酸で加工をして白く浮き出させ、病変部分の組織を採取します(ねらい生検)。
この辺りのことは、日本産科婦人科学会の資料が詳しいです。
ちょっと難しい記述もありますが、リンクしておきます。(PDFです。)
経験してから読むと、鮮明に思い出します。
コルポスコピー
http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5904-076.pdf
組織診
http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5904-065.pdf
この検査は、脅かすつもりはありませんが、痛くて辛かったです。
コルポスコープを挿入されること自体も痛いし、病変部分をパチンと切り取って採取するのですが…痛いです。
内診台の上で、体が硬直する感じです。
少し深めに切り取っておきますねと言われました。
病変がどの程度浸潤しているのかを、チェックするためだと思います。
細胞診に比べると、ちょっとしんどい検査です。
この検査の時点で、担当医には、どちらにしても治療が必要になりますと言われました。
検査後は出血するので、タンポンで圧迫止血をします。
もし多めの出血が続くようなら、連絡してくださいと言われました。
しばらく出血が続いたので、数日ナプキンを付けて過ごしました。
検査後から、結果が出るまでの間のこと
検査の結果は、通常2週間で出るようですが、私の場合は年末年始を挟んだこともあり、3週間かかりました。
正直、この期間が長くしんどかったです。
癌があるのかないのか分からないので、落ち着きません。
そこで、HSILや異形成が出た方々がどのような経緯をたどって、どのような治療をされたのかを調べました。
細かく経過を残してくださっている方もいて、とても参考になりました。
以下のブログは、特に参考にさせていただきました。
namiの毒吐き日記 子宮頸部腺がん1a期
http://nami49.blog.fc2.com/
子宮頸部腺がん記録中。(&ウニョク氏)
http://ttoma.exblog.jp/
子宮頚がん検診HSIL~治療記録
https://ameblo.jp/rabbit-n-frog/
子宮頸がんと私と。
https://ameblo.jp/get-well-soon/
その他にも、ヤフー知恵袋やOKWAVEなども片っ端から読みました。
それにより、中等度異形成や高度異形成が出た方で、その後どのような癌がでたのかやステージなど漠然と把握することができました。
まず、おおまかに扁平上皮癌と腺がんがあることや、腺がんが扁平上皮癌に比べて予後が悪いといわれていることなども知りました。
手術は、検査も含めて、まず円錐切除術を受ける場合が多いことなどもわかりました。
次回結果を示されたときに、先生の言っていることが分かるように、ある程度の知識を付けておこうと思って調べていましたが、腺がんなどでリンパ節郭清をしないといけない場合のリンパ浮腫の話や、広汎子宮全摘出術の排尿障害の話なども知識として入ってくるようになるとやはり怖さを感じるようになりました。
子宮頸がんを含めて調べていると、どうしても亡くなった方のブログも出てきます。
なんとも言えない気持ちになります。
他人事とは思えないし、自分がその立場になる可能性もあるわけですから。
HSILの段階で、冷静に考えると、あまりシビアに考えすぎるのもどうかとも思います。
ただ、自分の防御反応なのか分かりませんが、最悪の可能性も考えておく方が、怖いけど予想外のことが少なくって動揺しにくいのではないかという気持ちもありました。
心の準備を含めて知っておかないと、先生に会った時にしか疑問点は聞けないし、これから様々な判断をしていかなけらばならないので、調べずにはいられませんでした。
検査結果が出るまでの3週間は、疑問に思うことを調べるの繰り返しで、心ここにあらずな感じでした。
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