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子宮頸がん&卵巣チョコレートのう胞治療体験記3(CIN3 高度異形成 上皮内がんと判明)

投稿日:2017年10月12日 更新日:

2017年1月上旬
検査査で「CIN3 高度異形成 上皮内がん」と判明。
前がん病変(子宮頸がんの前段階 ステージ0期

※ただし、現在のところ生検(組織診)で、癌細胞は検出されていないので
 高度異形成の段階と思われる。
 よって、子宮頸がんではなく、癌の前の状態。

円錐切除術」or「単純子宮全摘術+卵管切除」の2つの治療を提示される。
癌細胞が出ていない今なら、「単純子宮全摘術+卵管切除」の腹腔鏡手術を
保険適用でできると言われる。

超音波で卵巣の腫れを指摘される。
術前検査として、血液検査と尿検査。

今回は、こちらの話です。

精密検査の結果が出る

2017年1月上旬「CIN3 高度異形成 上皮内がん」と判明。

検査結果説明

コルポスコープ診生検(組織診)の検査結果を聞きに行きました。

ある程度、初期の子宮頸がんの情報を調べていたので、どのような結果を言い渡されるのか静かな緊張を感じながら、待合で待っていました。

私の主治医は、私より5歳くらい若いだろうと思われる女医さんです。

感情を挟まず簡潔に物事を伝えてくれるので、私は信頼しています。

診察室に入って、早速検査結果が伝えられました。
「CIN3 高度異形成 上皮内がん」です。

現時点で、がん細胞は出ておらず、高度異形成のみしか検出されていないとのことでした。

 

提案された治療法について

この状況を踏まえ、「円錐切除術」と「単純子宮全摘術+卵管切除」の2つの治療を提示されました。

まず、2つの方法をいきなり提示されると思わず、想定範囲外のことで動揺しました。

今になれば、この時点での標準治療だと、この2つの方法を提示されるのは当たり前で理解できます。

しかし、当時はまだ標準治療が何かまでを把握しておらず、とりあえず「円錐切除術」をして、異型細胞部分が取りきれなかった場合は、次の子宮全摘出術の話が出てくるのだろうと思っていたのです。

私は40代で、もう子供は望んでいなかったので、先生に今後の妊娠を望んでいるなどという話は今までしていなかったため、2つの治療を提示されたんだと思います。

ただ私は、この段階で、そもそも子宮全摘出術が治療の選択肢に上がってくると思っていなかったので、戸惑いました。

さらに、先生に想定範囲外の事を言われ、複雑な心境になりました。

 

私が通っている病院は、子宮頸がんの腹腔鏡下手術の実績のあるところでした。

円錐切除術後の病理検査で、もしがん細胞が出て取りきれてないと判断された場合は、子宮全摘出になるだろうと想像していました。

その場合、保険適用の開腹手術での子宮全摘出になるだろうと考えていました。

病期(ステージ)によっては、先進医療として腹腔鏡下広汎子宮全摘術を受けることができます。

ただ、先進医療特約などのついた医療保険に入っていないと治療費負担が大きくなるため、先進医療保険に入っていなかった私には、まずその選択肢はありませんでした。
(たしか、100万以上すると言われていたと思います。)

だから、この病院は、腹腔鏡手術の実績はあるけど、たぶん腹腔鏡手術でお世話になることはないだろうなと思っていました。

そういう風に考えていたところ、今の高度異形成しか出ていない状況なら、「単純子宮全摘術+卵管切除」の腹腔鏡手術を保険適用でできると言われたのです。

腹腔鏡下なら、傷も大きくなく体に負担が少ない、この病院の場合は入院期間は7日間(ちなみに円錐切除術は3日間)。

開腹手術の場合は、ネットでは2週間の入院が必要と見たので、入院期間は半分です。

小さい子供もいて入院自体がまわりの負担になることだし、術後の回復も開腹と腹腔鏡なら全然違うでしょう。

退院したら子供の面倒もみなければならないし、ただ普段通りとはいかないので結局まわりの負担になります。

 

私は、出産時に緊急帝王切開を経験しているので、開腹手術になることへの抵抗はほとんどないのですが、術後の体のしんどさは経験しています。

お世話になることはないと思っていた腹腔鏡手術を、実績の確かな病院でしてもらえる。

最初から、子宮全摘出なら入院・手術とも一度で終了の可能性もある。

しかも、体の回復が早い!

いいことづくめ?!…ただし、子宮全摘出に抵抗がなければ…。

想定範囲外の事が次々と起こって、なにがなんやらわからなくなってきました。

動揺している私をみて、先生も、「考えますよね。わかります。」というような風のことを言われました。

頭の中でいろいろ考えながら、もし子宮頸部だけでなく、子宮体部にも何かあれば、子宮全摘出もすっと受け入れられるのにと思いました。

 

そして、以下のような会話を交わしました。

子宮体部の検査は、まだ何もしていないですよね。
なら、体部には何か問題があるかは、今のところわからないですよね?
(してないだろうとは思いましたが、念のため確認です)
主治医
エコー(超音波)はしたのかな?
自治体の集合健診だったのでしてないです。
主治医
バス健診だったんだね。じゃあ、エコーで確認してみる?
お願いします。

~エコー検査~

主治医
卵巣が腫れているね。ん?なにかあるかな? 見ておいてよかったね。

~エコー検査終了~

主治医
(エコー写真を見ながら)3.6cmほどのできものがある。
もしかしたら、卵巣かもしれないけど、気になるからMRIをしましょう。

 

この流れで、卵巣らしきものの異常が見つかり、子宮や卵巣などの全体の状態を検査する骨盤MRIを受けることになりました。

本日検査を受けることはできず、1週間後になりました。

このあと術前検査として、血液検査と尿検査を受けて終了でした。

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検査結果を聞いた後、改めて考えたこと。

ため息をつく女性

帰ってから疑問に思ったのは、私の状況では子宮全摘出が必要なのだろうか?ということです。

まだ、がん細胞は見つかっていないんです。

ただ、子宮にがんが潜んでいる可能性はあります。

それは、円錐切除後か全摘後の病理検査しか分かりません。

がんが見つかっていないのに、子宮全摘出?

本当にそれがベストなの?

 

私自身は、子宮がないと自分を女性と思えないとか、そういうこだわりはありませんでした。

あって当たり前だったので、強く意識したことがないといったほうが正解かもしれません。

だけど、いざとらないといけないかもと思うと、言葉にできない違和感がありました。

どうしてなんだろうと考えていると、その理由が少しずつ言葉にできるくらい認識できるようになりました。

一番は、娘を授かり育んでくれた子宮、とてもかけがえのない思い出があるからこそ、その子宮がなくなってしまうのは寂しいということです。

生理痛がつらい時期があったり、子宮に対してマイナス部分をクローズアップして感じていることが多かったのですが、出産して初めて、子宮の偉大さに気が付きました。

感謝もしました。

もう妊娠を望んでいないとはいえ、40歳後半くらいの年齢なら完全に妊娠の可能性を考えなくてもいいのに、まだ少し早いよなという気持ちもありました。

現実的に妊娠が可能かは別として、もう少しだけ体内に存在させておきたいという気持ち。

妊娠を望んでいなくても、そういう複雑な気持ちも実際ありました。

あとは、漠然と、もし夫が先立ったりして(あくまで想像です、夫よごめん)、恋をしたくなったりした時に、自分を自信をもって女性と思えなくなるかなとか、そういう微妙な気持ちを想像したりもしました。

現実的には、仮に今夫が先立ったりしても私は恋をする気もないし、娘が22歳とか完全に自立するまで再婚をするつもりもないのですが、そんな想像もしてみたりしました。

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ただ、仮に円錐切除をして取りきれたから、一旦治療は終了、経過観察を続けましょうとなっても、再発のリスクはあります。

ウィルスが子宮内に残っている場合もあるし、おそらく3カ月おきの経過観察も数年続くのでしょう。

そのたびに大丈夫か心配して、爆弾を抱えているような気持ちが想像できます。

そこまでして、私の場合、子宮に執着する必要がどこにあるのだろう?

感情的にはなくなると寂しいという思いはあるけど、冷静に考えたときに、リスクをとってまで子宮を温存したいと思う理由は?

自分の中で、激しい葛藤と自問自答を繰り返しました。

 

これから、私自身がどう生きたいか、健康においてどうありたいかの問題です。

高齢出産で娘を産んだので、絶対娘が大学を卒業するころまでは生きたい。

できたら、娘が40歳を迎えるころまでは、元気でいたい。

それは、今の私にとって大事な大きな目標でもあります。

そうあるためには、きっと子宮を取るのが一番安心でしょう。

日々忙しく、これからも当分忙しいのが予想できるため、円錐切除をして経過観察の道をとった時に、忙しさにかまけて経過観察を怠ってしまう場合もあるかもしれない。

そうなって、だんだん病院に行きづらくなって放置し、気付いた時にはリンパ節郭清広汎子宮全摘出をしないといけない状況になってしまうかもしれない。

そういうことを想像すると、今子宮を取るのは、タイミング的にベストなのかもしれないと思うようになりました。

今なら、全摘出後の病理検査で、かなり早いステージ(おそらく1期)以内の可能性も高く、術後の抗がん剤や放射線治療をしなくていい段階で、治療が終了するかもしれない。

子宮を温存することに執着してしまうと、結局常に心配しつづけなければならず、現在の症状より悪化させてしまう可能性がある。

そうなった時に、あの時取っておけばよかったと思うようなことになりかねない。

冷静な自分は子宮を全摘出するという結論をだそうとしますが、やはり心のどこかに取る必要があるの?という気持ちがくすぶっています。

激しく揺れる気持ちの中で、何をよりどころにして判断すればいいのかわからなくなってきました。

 

様々な情報のはざまで揺れる気持ち

ネット検索をしながら、困惑する女性

私は、インターネットを使って情報を収集していました。

その中で、がんを取らずに治すといった情報や放置するという情報にも触れました。

しかも、元有名大学医学部の先生が提唱していたり、医療に詳しくないものからみれば、もっともらしく映るものもあります。

そういった情報に、少なからず踊らされそうにもなりました。

私なんてまだがん細胞も出ていないのに、その状況で本当に子宮をとらないといけないの?という気持ちが湧き起こってきました。

日本の医療ではすぐ切ろうとするとか、海外では今はすぐ切らないんだとか、真実を確かめようもない情報があふれています。

どれが正しい情報なのか、何を信じていいのかわからなくなりました。

 

一方で、標準治療をしなかったのではないかといわれている小林麻央さんの話も、気になっていました。

子宮頸がんにひっかかる前から、彼女の報道はよく見ていました。

あんなに若いのにがんになってしまったことに衝撃を覚え、小さい子供を抱えながらの闘病に人ごととは思えず、常にチェックしていました。

その報道の中には真実でないものもあるのかもしれませんが、標準治療という言葉や知識は、彼女の報道の中で自然に知ったことでした。

彼女が標準治療をしたのかしなかったのか、その真実はわかりません。

しかし、標準治療を外してしまうことのリスクも、それらの報道で教えてもらいました。

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