2017年3月中旬
摘出物の病理検査結果、上皮内がん検出。
追加の手術等は必要なし。
1年ほど、膣の細胞診を3ヶ月ごとに行うとのこと。
今回は、こちらのお話です。
手術後の病理検査の結果と術後の様子
2017年3月中旬 病理検査の結果、上皮内がんが検出されました。
術後約1カ月後、初めての検診です。
今回は、摘出物の病理検査の結果がでます。
予約診療で検査結果ということもあってか、すぐ主治医に呼ばれました。
(通常は、予約をしていても30分~1時間は待ちます。)
結果、上皮内がんが検出されたとのことでした。
上皮内がんは0期のがんです。
浸潤がんの手前ですが、放っておいたら浸潤がんに進んでいきます。
口頭で上皮内がんが出たとしか聞いていないので、どの程度でどれくらいの範囲かなどは分かりません。
状況によっては円錐切除術でも大丈夫だったのかもしれませんが、摘出した意味があったと感じほっとしました。
葛藤しながらの摘出だったので、自分の判断を肯定したいという気持ちもあると思います。
今後は、追加の治療はなく、1年間、膣の細胞診(子宮頸がん検診と同様の検査)を3カ月ごとに行うとのことでした。
その後、腹腔鏡のキズのチェックと、横腹あたりをエコーでチェック(妊娠中のゼリーを付けてエコーを当てるのと一緒です。)、内診で術後の消毒をして終わりでした。
退院後の体調
退院後、すぐ体調を崩しました。
今思えばその原因もわかるのですが、出産以外での初めての入院で、認識が甘かったのだと思います。
退院日に、実家でお刺身を食べました。
お祝いで出してくれ、久しぶりのお刺身を堪能しました。
入院中は、お刺身などの生ものこそ出なかったものの、普通食を完食し、体調を崩すことも無かったので、食事に対して特に意識をしていませんでした。
入院中はずっと飲み続けていたロキソニンを、ハイペースで飲み続けるとなくなってしまったらいやだなと思い、飲むのをやめたタイミングでおなかが痛くなり下痢しました。
てっきり術後の痛みだと思い、やっぱりロキソニンを飲んでおかないとおなかが痛いんだなと思いました。
その時は、お刺身が原因だとは全く思いませんでした。
その3~4日は、ずっとトイレに駆け込むか寝込んでいる状態で、食事もままならず体力は落ちるばかりでした。
やっと回復がみえてきた頃、週末孫を見せに実家に行き、またお刺身を食べました。
書いていて、まぬけだと思います、自分で(恥)
毎週末、実家でお刺身を食べるのが習慣になっていて、その習慣を意識せず続けていたんですよね。
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そしたら、その晩(退院後7日目の晩)、深夜2時頃寒気がし、38.5℃まで熱があがりました。
午前11時頃、39度を越えていたためロキソニンを飲みました。
晩7時頃、薬が切れるとまた39℃を越えたので、ロキソニンをのみました。
退院後8日目の朝8時頃は、37.5℃。
少し落ち着いたようでしたが、念のため、病院に診察の必要があるか電話をしました。
おりものが多い、おなかが差し込むように痛む等伝えましたが、主治医は見てもらうのであれば、内科のほうがいいかもと言われました。
「えー、ほんとに必要ないの?!」と思いつつも、術後のトラブルではなさそうなので、様子を見てみることにしました。
再び、熱が38.5℃まであがってきたので、夜中の12時頃、市販の解熱剤を服用しました。
数日したら、熱とおなかの調子が落ち着いてきたのですが、次第に「実は生ものがいけなかったのかも?」とやっと気付きました。
出産後の入院時(緊急帝王切開後)も最初は、全粥食だったりするものの、すぐ普通食になり、授乳期でたっぷり食べたりしていたので、術後の食事に配慮するという意識が全くなかったんですよね。
確か、産後は、記憶があいまいですが、お祝のお刺身膳が出ていたような気がするんです。
入院期間も自然分娩に比べ2日程長く、お祝い膳は、入院の後半だったとは思うのですが。
私の場合は、子宮と卵巣と腸の癒着もあり癒着剥離術も行われたので、腸が繊細な状況だったからかもしれません。
体調を崩した分、回復が遅れてしまったので、「術後の生ものは要注意!!」と伝えたいです。
自分が想像した以上に、免疫力などが落ちている可能性もあるので、術後の食事は注意してください。
気付いた後は、1か月程、生ものを自粛しました。
退院後から術後初の検診までに感じたこと
入院までは、とにかく無事手術ができるように体調管理し、入院・手術を1つのゴールとして考えて過ごしていました。
病気での入院・手術は初めてで、そこに最大限に意識を持っていっていました。
退院後は、やるべきことは全てやったあとで、もう何もすることも無く、ただ病理検査の結果を待つだけです。
約3週間位待つので、本当に長く感じられました。
がんが見つかったり、場合によっては、再度手術が必要な場合もあります。
その際は、開腹手術になるだろうと思っていたし、ステージによっては、抗がん剤や放射線治療が必要になってきます。
結果によって、大きく変わってくる今後の治療のことを考えると、不安でストレスを感じました。
体調が万全でもないので、精神的にも不安定になりがちでした。
そういう中で、やっと検診日を迎え、先生から結果を聞かされた時は、心底ほっとしました。
帰りの車の中で、運転しながら、先生の言ったことを思い出していると涙がでてきました。
まだ経過観察は続くけど、ひとまず治療は終了になりました。
子宮全摘出で一度治療を終わることができる、自分の希望する結果でした。
膣に異常が出る場合は稀らしいので、ひとまずほっとしてもいいのかなと思います。
術後の経過観察中に、私のような状況でなにか起こる場合があるのかについては、調べてもあまり情報がありませんでした。
そのため漠然とした不安はありますが、それは上手にやり過ごすしかないかと思っています。
考えても考えなくても何かが起こるときには起こり、その都度対処するしかないので、今は出来ることを着実にやっていくしかありません。
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