2017年7月中旬
手術後の経過観察(定期検診)
細胞診、超音波で術後のキズを見てもらう。消毒。
2017年10月上旬
手術後の経過観察(定期検診) 細胞診のみ
次回(2018年1月予定)で手術後の経過観察は、最後の予定。
細胞診と超音波で右卵巣の様子を見る予定。
検査結果が問題なければ、以降は年一回の細胞診になるそう。
2018年1月中旬
手術後の経過観察(定期検診) 細胞診と経膣エコーで右卵巣のチェック
検査で問題が無く、手術後の経過観察は終了。
今後は、年1回の検診を勧められる。
今回は、こちらのお話です。
目次
手術後の定期検診
2017年7月中旬 定期検診を受ける
術後1ヶ月後の検診から、約4ヶ月ぶりの定期検診です。
細胞診をし、その後、経腟超音波検査で術後のキズの治りをみてもらいました。
また、消毒をしました。
経腟超音波検査とは、妊娠初期にするエコーと同じです。
プローブという検査器具を腟内に挿入し、身体の中で超音波を発信させ、跳ね返ってくるエコーを画像化します。
キズもきれいになっているということで、とりあえず一安心です。
細胞診の結果は、正常範囲でした。
2017年10月上旬 定期検診を受ける
前回より、約3ヶ月後の定期検診です。
今回は、細胞診のみでした。
術後の経過観察としての定期検診は、次回2018年1月で最後の予定との事でした。
次回は、細胞診と右卵巣の様子を経腟エコーで見るそうです。
右の卵巣に異変がないか心配で、少しざわざわします。
なんとかこれでひと段落になりますように…という切なる願いです。
2018年1月の検診で問題が無ければ、以降は年一回の細胞診になります。
ここまでくると、健康な人モードにやっとなれそうです。
細胞診の結果は、約一週間後、ハガキで連絡が来ます。
→正常範囲でした。
2018年1月中旬 定期検診を受ける
3ヶ月ぶりの定期検診です。
細胞診と経腟エコーで右卵巣のチェックをしました。
右卵巣は特に問題がなく、細胞診で問題がなければ、今後年に1回の検診を受けてくださいと言われました。
今後の検診について、私の場合は、バス検診ではなく、エコーも併用した検診にしてくださいねといわれました。
先生は、自治体の検診ならクーポン等の併用ができたりするので、そういう風におっしゃったのだと思います。
私の住んでいる自治体の集合検診は、エコーの検査が無いので、今後もこの病院で検診を続けていこうと思っています。
経過を知っている病院の方が安心ですし、余計な説明をしなくてすみますからね。
今後の通院は一年後かも…ということで、更年期について気になることを聞いてみました。
私のような場合は、更年期かも?という状態は、症状がでてみないと分からないのだろうかという疑問です。
結論から言うと、症状がでてからでないと把握できないとのことです。
症状が出ても、薬で抑えたりできますからと先生はおっしゃっていました。
たぶん子宮があれば、生理の間隔が変わってきたり、何かしら変化を感じるかもしれませんが、そういう意味では、分かりづらいかもしれません。
この病気を経験していなかったら、40代前半で更年期をリアルに想像することはなかったかもしれません。
どこかで、残っている右卵巣ができるだけ長く機能してくれたらいいんだけど…という漠然とした不安があります。
あまり気にしても仕方ないので、起こった状況を受け止めていくしかないのですけど。
細胞診の結果は、正常範囲でした。
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子宮全摘出後の生活の様子や感じること
現在の体調
術後約9か月(2017年11月現在)が経ちました。
現在の体調は、95%程度、以前まで戻ってきています。
日常生活は通常通りすごしていますが、疲れやすさの部分で5%程が戻ってきていないなと感じます。
術前は、もう少し無理がきいていた気がするのですが、そこの部分がまだ戻ってきていないように感じられて、少しもどかしいです。
もともと健康体ではありましたが、体力はあまりない方だったので、そのせいかもしれません。
体力がある人だと、もう完全に100%戻ってきたと言える状態になっているのかもしれません。
焦っても仕方ないので、自然に戻ってきたらいいなと思います。
その辺は、サプリメントで補ったりして対応しています。
生理がなくなるということ
よかったと感じること
術後の一番の変化といえば、生理がなくなったことです。
これに関しては、微妙な気持ちもなくはないのですが、率直に言うと快適です。
卵巣チョコレートのう胞が分かってから、手術前までに生理があったのですが、生理のリズムを改めて意識してみました。
なんとなく、産後生理が戻ってきてから、排卵痛のような鈍い痛みの期間(生理以外の時期)が少し長くなっているような気がするなと感じていました。
ただ、生理自体の痛みは、少し緩和されていたようにも感じていたため、そんなものかと思っていました。
しかし、卵巣チョコレートのう胞だと分かってから観察してみると、鈍い腹痛やお腹をこわしたり…が度々あり、不快で体調があまり安定してない日が結構あるなと感じました。
医師に確認はしていませんが、直腸との癒着によってこのお腹の痛みが発生しやすかったのかなと思いました。
右卵巣は残っているため、そちらの排卵自体はまだあるのですが、痛いと感じる日が激減しました。
生理の痛みはなくなったし、左卵巣が発していた痛みもなくなったからです。
痛くないって、快適です。
また、イベントや旅行などの時の体調のことを心配しなくてもよくなりました。
そのため、予定を立てることに躊躇しなくてよくなりました。
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残念だなと感じること
気持ちとしては、時々、もう子宮はなくなっちゃったんだと思うことです。
後悔はしていませんが、わずかな喪失感はあります。
ただ、子宮は目に見えないので、それで救われている部分もあると思います。
また、まだ経過観察中の身ですが、早く決断して完治させられたかもしれないという気持ちの方が上回るので、その残念な気持ちも問題ない範囲です。
それ以上に、ちょっと分かりづらくて困るなと思うのは、生理周期が分からないことです。
私の場合、右卵巣が残っているので、PMS(月経前症候群)はあります。
痛み等の体感部分での不快さはないのですが、精神的なイライラやゆらぎはあるので、それと少し付き合いづらくなりました。
生理があったころは、「そろそろ生理の一週間前だから、気持ちの浮き沈みが出やすくなるな」とか、「この腹痛は、排卵関係かな」とか想像しやすかったです。
しかし生理がなくなると、そういう目安がなくなってしまうので気持ちの準備がしづらいです。
書いてみると当たり前のことなのですが、ここまでは想像に及んでいませんでした。
これを解決するためには、基礎体温を測って把握するくらいしかなさそうです。
でも、それだけのために基礎体温を測るのもめんどくさいんですよね。
今後、自分の中でもやもや度が上がってきたら、そういったことも対策として考えていこうと思っています。
ただ、この状況にもだいぶ慣れてきました。
気持ちのゆらぎは、周期がわかろうがわかるまいが、結局うまく受け流して対応するしかないので、いつでもそういう時期かもと想定して対応するようにしています。
まとめ
2018年1月、長かった治療がひとまず終わりました。
検診に引っかかってから、約1年1ヶ月です。
長かったとはいっても、術後回復してからは普段どおりの生活で、早期発見できて本当によかったと思っています。
改めて振り返ると、私のような状況でもその都度に決断をせまられ、心を揺さぶられます。
何気なく受けていた子宮頸がん検診ですが、急に治療が必要な状況になり、急に病人になることもあります。
それでも早く治療すれば、普段の生活に戻れる可能性が高いので、怖がらず検診を受けて欲しいと思います。
検診を受ければ、自覚症状のないうちに発見できる可能性が高いです。
逆に自覚症状がある状況だと、浸潤がんになっている可能性が高くなってきます。
この体験記が、どなたかの勇気につながることを願っています。
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私は、2016年12月に子宮頸がん検査にひっかかりました。 その後、どのような経緯をたどったか、その時の心情等を記録していきたいと思います。 検査にひっかかったことが分かってから、私は、とりあえずネッ ...