朝晩の冷え込みも厳しくなってきましたが、この後、もっと寒くなってくるとやってくるのが、インフルエンザですね。
これまでに、一度はインフルエンザに感染したことがある人は多いと思いますが、その急な高熱と身体のだるさなど、その症状の激しさや辛さは、できれば味わいたくないもの(^^;
となると、予防接種が一番の対策であるのは間違いありませんが、それ以外にも、できれば、人からうつらない方がいいのは間違いありません。
ちなみに、インフルエンザは、晩秋から早春にかけての寒い時期に流行しますが、まず、学童の間で流行し、その後、家族間にも伝染していくというパターンが多いようです。
ですので、家族を含め、明らかに、インフルエンザの症状と見られる人が近くにいれば、できるだけ近づかなかったりすることで、うつることを防ぐということもできるかもしれません。
しかし、ここで1つ疑問なのは、インフルエンザウイルスを保持しているけど、まだ、その症状が見られない人が近くにいる場合、うつる可能性はあるのか・・・ということです。
つまり、インフルエンザの潜伏期間中に、そのウイルスは周りの人達にも伝染していくのか、ということ。
そこで今回は、このインフルエンザの潜伏期間中に、うつる可能性があるのかについて調べましたので、ご覧ください。
インフルエンザの潜伏期間と症状について
普通の風邪の場合、前兆から、発熱などの症状が出るまでの潜伏期間が、通常、2~3日でゆるやかに発症する(発症しないことも多い)と言われていますが、インフルエンザの場合はどうなのでしょうか?
インフルエンザの潜伏期間(感染から発病までの期間)は、わずか1~3日以内と言われていて、急に発症するのが特徴です。
インフルエンザの場合、前兆が出たか出ないかのうちに、38℃以上の高熱やひどい身体のだるさ、悪寒、筋肉痛、関節の痛みなど、はっきりとした強い特徴的な症状が出てきます。
鼻水や咽頭痛などの症状は比較的少なく、また、咳が出る症状が遅れるのも、一般的なインフルエンザの特徴です。
ちなみに、インフルエンザには、A型、B型、C型の3つの型があり、特に、増殖力が早く、感染力も強く流行しやすいA型と、A型についで、流行しやすいのがB型です。
また、C型は、感染しても風邪程度の症状で、多くの人が免疫を持っています。
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インフルエンザが潜伏期間中にうつる可能性について
それでは、インフルエンザが潜伏期間中にうつる可能性はあるのでしょうか?
結論から言えば、インフルエンザウィルスは、発症する1日前から感染力を持っていると言われています。
前述の通り、インフルエンザの潜伏期間は1~3日以内とされていることから、感染した人は、その当日から、感染力を持っているということになります。
まだ症状をはっきりと感じることのない発症前から、既に感染力を持っているとなると、感染拡大を止めることが容易ではないことが分かりますね。
このインフルエンザウイルスの感染力は、発症してから3日程でピークに達すると言われていて、体内で増殖するスピードがすさまじく、約8時間で100倍に増殖すると言われています。
つまり、一つのウイルスが、24時間後には、100万個になるというスピードですので、その感染力の強さはかなりのものと言えます。
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インフルエンザにうつらないための対策
それでは、インフルエンザにうつらないための対策とは、どのようなものがあるのでしょうか。
まずは、インフルエンザ予防接種が第一の対策ですが、他には、ウィルスの侵入をブロックして予防するための、次のような対策があります。
うがい
のどの粘膜についたウィルスを洗い流すのに役立ちます。
水を口に含んで上を向いて、のどの奥まで行きわたるように、15秒以上のガラガラうがいをするといいです。
うがい薬を使用すると効果的です。
手洗い
手についたウイルスを洗い流す意味で大切です。
外出から帰宅した時や食事の前に、石鹸を使って丁重に洗い流すようにしましょう。
特に、指の間や指先、手首も忘れずに洗い流すようにしなければなりません。
マスク
ウイルスが鼻やのどに侵入するのをブロックするために必要です。
また、自分がインフルエンザにかかってしまった場合には、周囲へのウイルス飛散を防止出来ます。
なるべく隙間が出来ないように、鼻と口を覆って、マスクを外す時には、外側を触れないことも大切になります。
その他
また、これらのインフルエンザ対策はとても重要ですが、さらに言えば、正しい日常生活の習慣を身につけることで免疫力をアップさせて、あらゆるウイルスへの抵抗力をつけるということも大切だと思いますので、日頃の対象・健康管理も気をつけるようにしましょう。