ネットショップで、仕入れ商品に一手間かけて販売すると、参入障壁になります。
こんにちは!マサヒロです!
今回は、僕自身がおすすめする、仕入れた商品に一手間かけて(付け加えて)販売するという方法について、詳しく説明したいと思います。


例えば、1つの例として、スマホケースやジーンズか何かを、国内や海外の業者から仕入れた後、その商品に、好きなイニシャルや英単語、模様等を選んでもらって、それをスワロフスキーでお洒落に装飾する、といった類の一手間をかけて販売する方法なんだよ。


そこで、ちょっとした差別化を図るために、右から左に商品を流して利益を得る大手通販業者とは一線を画して、ちょっとしたオリジナルのサービスを付け足す、つまり、一手間かけて(付け加えて)販売することで、ある意味、別の商品として生まれ変わって販売することができるんだよ。


スポンサーリンク
ということで、この一手間かけて(付け加えて)販売するということについて、さらに、深掘りしてお話したいと思います。
まず、具体的に考えると、大手通販会社等の場合、実際に注文が入った商品を倉庫からピックアップして梱包・発送手配等の作業を担っている人が、パートさんやアルバイトさんの場合、基本的に単純な作業をしてもらうということが前提になっていることが、ほとんどです。
つまり、もし、働いていたパートさんやアルバイトさんが辞めてしまい、新たに雇った人に代わっても、すぐに同じような仕事ができるように、作業はできるだけ単純なものをしてもらうことが多いのです。
先程のスワロフスキーの例のように、ある程度の熟練を要するものを標準のサービスとして付け足す、つまり、ある程度の技術を持った人が一手間かけて販売することで、普通の仕入れ品とは違ったオリジナリティの高い商品を生み出すことができるのです。
ただ、この技術を持っている人というのが、基本的にネットショップ運営者本人かその家族、もしくはとても信頼のおける人、つまり、その会社を辞める可能性が無い人、というのが前提となります。
なぜかというと、そういったある程度熟練の必要な特殊技術を持った人というのは、独立して自分でネットショップを始めてしまったり、他の会社にヘッドハンティングされてしまう可能性があるためです。
そうなると、大手と差別化するために、せっかくオリジナリティを持って販売していた主力商品を突然失うことになりかねませんし、もし、独立しなくても、その人をつなぎ止めるために、必要以上の給料・報酬を支払わないといけなくなり、ネットショップの経営を圧迫することになりかねません。
ですので、できる限り、そういった熟練が必要とされる技術は、できればネットショップオーナー本人かその家族が担うことがベストと言えます。
スポンサーリンク
それでは、こういった仕入れた商品を一手間かけて販売するというやり方を大手の通販会社やネットショップが、すぐに真似をしないのかというと、やはり簡単にはできないと思います。
まず、大手業者の場合、それなりのランニングコスト、例えば、事務所・倉庫の費用や人件費、光熱費、システム維持費などの固定費が多くかかってきますので、赤字にならないように、一定程度以上の売上と粗利益(=売上ー仕入原価)を稼ぐ必要があります。
その場合、どうしても売上の数字を追いかける必要が出てくるため、商品を仕入れて販売することに、スピードと量が重視されるのです。
以前にもお話した通り、大手通販会社などが人気のある商品等を仕入れる場合、小さなお店とは比較にならない程、安く仕入れられることが多いので、その分安く販売して売上を追って行くことに集中します。
そう考えると、わざわざ人員を割く必要が生じる一手間かけた販売ということを、大手が取り入れる可能性は少なくなります。
余程、簡単で効果のあることであれば、大手としても取り入れる可能性はあるかもしれませんが、例に出したスワロフスキーの装飾のように、それなりの技術を持った人を採用しなければいけなかったり、技術指導に時間がかかるものに関しては、わざわざ手を出すようなことはしませんよね。
むしろ、大手業者の場合、それなりの販売力とマーケットリサーチ能力を兼ね備えているので、大量ロットを組んでOEM生産を発注する、つまり、自社オリジナル商品の開発の方向に走る可能性の方が高くなります。
そういう意味でも、一手間かけて(付け加えて)販売する、つまり、ちょっとした付加価値を付けたり、オリジナリティを出して販売するということは、小さなネットショップが大手業者とは一線を画して、生き残っていく上での1つの方法論として、おすすめできると思っています。
それでは、次回のブログでは、その一手間かけて(付け加えて)販売するという手法の類似のやり方や派生したやり方、また、僕自身が今行っているその一手間の労力・時間などについて、お話したいと思います。