私は、2016年12月に子宮頸がん検査にひっかかりました。
その後、どのような経緯をたどったか、その時の心情等を記録していきたいと思います。
検査にひっかかったことが分かってから、私は、とりあえずネットで調べまくりました。
検査、検査の合間で分からないことが出てきて、仕事以外の時は、ほとんど調べる時間に充てていたと思います。
突然の事に戸惑い不安な気持ちを、知識を得ることで何とか落ち着かせようとしていたのだと思います。
自分にふりかかったことを、どのように捉えたらいいのかわからなかったので、まずそれを把握したいと思いました。
できるだけ自分のケースに近そうな方の情報を探し出し、片っ端から読みました。
そして、様々なケースを知ることができました。
その情報を知ったからと言って、自分の完全な病状を知るには、術後の病理検査まで至らないとわかりません。
それでも、ある程度の想像し得る道筋が分かるだけでも、心の準備にはなりました。
ネットに記されている情報を参考にさせてもらい、とてもありがたかったです。
そういう経験から、私の治療記録もいつかネットに残したいと治療中から考えていました。
この記録が、どなたかの参考になりますと幸いです。
ただ、この記録は、あくまで私の状況と選択によるものであることを念頭に置いてお読みください。
というのも、私は、手術当時40歳を過ぎており、子供が一人いることもあったため、今後の妊娠を望んでいませんでした。
私は、高度異形成の段階でしたので、年齢的なことはさておき、状況としては円錐切除術を間に挟むことも可能でした。
もし妊娠を望む場合、まず円錐切除術を選択することになると思います。
だから、私の記録を見て、高度異形成だからすぐに子宮全摘出術をしないといけないと勘違いをしないようにしてください。
子宮を取らないで済むかもしれない選択があるかもしれません。
その辺りは、主治医と納得いくまでよく話し合ってくださいね。
治療の経過
それでは、まず、ざっと経過を記しておきたいと思います。
2016年11月
子宮頸がん検診(細胞診)を受ける。
2016年12月上旬
住んでいる自治体の役所より、検査結果の知らせを受ける。
診断結果には、HSIL(中等度異形成、高度異形成、上皮内(扁平上皮)がんを推定)と記入あり。
2016年12月中旬
コルポスコープ診・生検(組織診)
※病変部分の組織を3箇所採り、病理検査。
結果は、通常2週間後。
2017年1月上旬
検査で「CIN3 高度異形成 上皮内がん」と判明。
前がん病変(子宮頸がんの前段階 ステージ0期)
※ただし、現在のところ生検(組織診)で、癌細胞は検出されていないので
高度異形成の段階と思われる。
よって、子宮頸がんではなく、癌の前の状態。
「円錐切除術」or「単純子宮全摘術+卵管切除」の2つの治療法を提示される。
癌細胞が出ていない今なら、「単純子宮全摘術+卵管切除」の腹腔鏡手術を保険適用でできると言われる。
超音波で卵巣の腫れを指摘される。
術前検査として、血液検査と尿検査。
2017年1月中旬
骨盤MRIを受ける。結果は、1週間後。
2017年1月中旬
MRIの検査を聞きに行く。
卵巣(左)の腫れは、卵巣チョコレートのう胞と判明。
再発やガン化を考えれば、左の卵巣も摘出することを提案される。
また、左卵巣が腸と癒着している可能性を指摘される。
手術日が決定する。
術前検査として、胸部レントゲンと心電図。
2017年2月上旬
主治医との手術説明、執刀医との面会。
2017年2月中旬
入院(1日目)
2017年2月下旬
手術当日(入院3日目)
診断:子宮頸部高度異形成、左卵巣内膜症性嚢胞
術式:全腹腔鏡下子宮全摘出術+左付属胃切除(左卵巣)
+予防的両側卵管切除術+癒着剥離術
2017年2月下旬
退院(入院7日目)
2017年3月中旬
摘出物の病理検査結果、上皮内がん検出。
追加の手術等は必要なし。
1年ほど、膣の細胞診を3ヶ月ごとに行うとのこと。
2017年7月中旬
手術後の経過観察(定期検診)
細胞診、超音波で術後のキズを見てもらう。消毒。
2017年10月上旬
手術後の経過観察(定期検診) 細胞診のみ
次回(2018年1月予定)で手術後の経過観察は、最後の予定。
細胞診と超音波で右卵巣の様子を見る予定。
検査結果が問題なければ、以降は年一回の細胞診になるそう。
2018年1月中旬
手術後の経過観察(定期検診)
細胞診と経膣エコーで右卵巣のチェック
検査で問題が無く、手術後の経過観察は終了。
今後は、年1回の検診を勧められる。
まとめ
これが、一通りの経過になります。
私は、まだ術後の経過観察中です。(2017年10月現在)
それぞれの経過について、別記事で補足や心情など書いていく予定です。
⇒2018年1月に治療と経過観察は終了しました。
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子宮頸がん&卵巣チョコレートのう胞治療体験記1(HSILの診断結果が出る)
2016年11月 子宮頸がん検診(細胞診)を受ける。 2016年12月上旬 住んでいる自治体の役所より、検査結果の知らせを受ける。 診断結果には、HSIL(中等度異形成、高度異形成、上皮内(扁平上皮) ...