こんにちは!マサヒロです!
前回の記事では、インターネット通販大手の売上拡大と集約性アップについてお話しました。
今回のブログでは、既存の通販会社によるEC化と、メーカーや卸売業者によるインターネット通販への参入について、お話してみたいと思います。
既存の通販会社のEC化が進み、さらに、メーカーや卸売業者がインターネット通販へ参入しています。


あと、今までの流通形態では難しかったメーカーや卸売業者がインターネットによって直接販売する機会を得たということだね。

新しく若年層や中年層を取り込もうと思ったら、まずはインターネットでっていうのは自然の流れで、特に若年層には、ハガキやFAXで注文とか、イメージ湧かないだろうな~
実際のデータにもそれが表れていて、前のブログでも参考にしました下の一覧表「第17回ネット販売白書」によると、2016年度のインターネット通販の売上高上位20社までのうち、元々、カタログ通販・テレビショッピングをしていた従来の通販会社のインターネット通販参入企業としては、千趣会(4位)、ディノス(6位)、ジャパネットたかた(9位)、ジュピターショップチャンネル(14位)、ニッセン(15位)、QVCジャパン(18位)の6社が入っています。
※出典:(株)富士山マガジンサービス
「月刊ネット販売」10月号「第17回ネット販売白書」より
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ただ、これらの通販会社も、インターネットが世の中に出現するまでは、カタログやテレビで通信販売をするためのそれなりに大掛かりな販売チャネルやインフラを整備した上で経営していたため、簡単には他の企業が新規参入するわけにはいかなかったのですが、インターネットの出現により、大小問わず、インターネット通販企業が一気に増えて経営が厳しくなっています(元々、通信販売に特化していたため、インターネット通販に参入すること自体は、比較的容易だったとは思いますが)


同様に卸売業者も小売業者を省いて販売するということが起きているということだよ。
これについても、実際のデータに表れていて、前述の「第17回ネット販売白書」によると、2016年度のインターネット通販の売上高上位20社までのうち、メーカーで言えば、デル(8位)やマウスコンピューター(17位)、卸売業者で言えば、アスクル(13位)が入っています。
このように、メーカーや卸売業者からの直接的なインターネット通販というのは、市場の中では少ない方ですが、中間マージンを省くことで顧客に安く商品を提供できたり、顧客の声を直接聞けることで商品開発やマーケティングにとってのメリットが大きく、今後、最も伸びしろのある販売形態とも言えるかと思います。
それでは、これまで3回にわたってお話ししてきた、小さなお店にとってはインターネット通販の運営が難しくなっている理由を、次回のブログでまとめてみたいと思いますので、よければ、以下の続きをご覧ください。