こんにちは!仮想通貨ウォッチャーのマサヒロです!
先日、一斉に、仮想通貨ユーチューバーの皆さんがLINE@などで紹介し始めた、超有望なICO案件だという「O2Oコイン」。
今回は、この何かと話題になっている「O2Oコイン」のICOのプライベートセールが「ぼったくりではないのか?」という噂が出ているので、実際に価格を計算して検証してみました。
その根拠となっているのが、とある韓国人がインスタグラムに投稿した以下の写真です↓
※文章は、韓国語だったものを日本語に自動翻訳
この右側の文章を拡大したものが、こちら↓
これを見ると、このO2Oコインの韓国でのプライベートセール販売期間が~2月末までで、配布されたトークンの枚数は、1ETHあたりトークン15000枚だとか。
一方、プライベートセールを行っている仮想通貨ユーチューバーの皆さんが案内しているトークンの配布枚数は、1ETHあたりトークン6500枚という数字がほとんどです。
その差は、何と約2.3倍です。
この数字だけ見ると、韓国のプライベートセールの方が圧倒的にお得で、結局、日本人は、ぼったくられているだけではないのか、という疑念が噴出したのです。
私も一瞬、「えっ?!そんなのって、アリ?!日本人は、相変わらず、お人好しの金づるなのか?」なんて思ったりもしたのですが・・・
とりあえず、結論から言うと、実際には、ぼったくりの事実は無いようです(あくまでも、検証後の私見ですが)
それでは、早速、具体的に見てみましょう。
仮想通貨O2OPayコインのICO価格を実際に計算し検証
その結論に至った理由というのは、実は、O2Oコインの購入用の仮想通貨でもあるイーサリアム(ETH)の価格が、2月末から本日頃までにかけて、半分以下になっていたためです。
具体的に説明するために、まずは、以下のイーサリアムの価格チャートをご覧ください。
※出典:CoinGeckoホームページより
これを見ると、韓国でプライベートセールが行われていた2月末頃までの日毎のイーサリアム価格(日本円換算)は、以下の通りです。
※なお、取引所等や時間帯等により多少の誤差はありますので、ざっくりとした平均価格と考えてください。
【2月末頃のイーサリアム平均価格】
・2月22日9時 86,418円
・2月23日9時 86,673円
・2月24日9時 92,420円
・2月25日9時 88,586円
・2月26日9時 90,213円
・2月27日9時 92,442円
・2月28日9時 93,323円
この韓国でのプライベートセールが、いつ頃から始まっていたのかは不明ですが、最後の1週間の価格チャートから計算すると、イーサリアムの平均価格は約90,011円ですので、丁度、90,000円程になります。
つまり、この1ETH=約90,000円で15,000枚のトークンが配布されるわけですから、トークン1枚あたりの価格は約6円程になります。
一方、日本国内では、4月10日~12日頃までがプライベートセールの販売期間のようですので、この期間のイーサリアムの価格(日本円換算)は、以下の通りです。
※出典:CoinGeckoホームページより
【最近のイーサリアム平均価格】
・4月10日9時 42,565円
・4月11日9時 44,203円
・4月12日9時 45,594円
そして、この3日間のイーサリアムの平均価格は約44,121円ですので、約44,100円程です。
この1ETH=約44,100円で6,500枚のトークンが配布されるわけですから、トークン1枚あたりの価格は約6.8円程になります。
まとめると、この2つのプライベートセールのトークン1枚当たりの金額は次の通りです。
・韓国のプライベートセール→約6円
・現在案内されている日本人向けのプライベートセール→約6.8円
結論としては、現在案内されているプライベートセールの方が約13%程、高くなっています。
そして、この約13%程高いという点ですが、現在案内されているプライベートセールが韓国の時よりも、1ヶ月以上も後であるということを考えれば、妥当な範囲の差額ではないかと思います。
ご存知のように、仮想通貨ICOのプライベートセールは、早ければ早い程、安い価格で販売されることは常識だからです。
つまり、1ヶ月以上後の販売で、10%超の上昇率というのは、通常の許容範囲内ではないでしょうか。
あくまでも、個人的な見解ではありますが、この計算結果を参考にしてもらえればと思います。
仮想通貨O2OPayコインのICOの内容について
ちなみに、私自身は、この「O2Oコイン」を仲介できるような立場でも無く、あくまでも、単なる仮想通貨ウォッチャーに過ぎません。
また、ホワイトペーパーの内容を吟味・検証して、計画予定の工程表のように実現できそうだとか、実行性が無さそうだとか、そういった意見を言うつもりはありませんし、実際のところ、よく分かりません。
さらに言えば、大手取引所への上場の実行性や上場後の価格の動きなども、全く予想がつきません。
ただ、一応、ざっくりとした特徴とホワイトペーパーの内容は、次の通り、箇条書きでまとめましたので、興味がある人は、読んでみてください。
・4/18~の公式プレセールでは、1ETHあたり6000枚のトークン配布予定だが、現在の多くのプライベートセールでは、1ETHあたり6500枚のトークン配布を予定
・基本的に、プレセールでは、日本人、アメリカ人は購入不可となっている
・韓国では、既に、プライベートセールで10億円程販売済
・中国では、これからの販売予定だが、100億円程の販売を見込んでいる
・総発行数は35億枚を予定(未確定)
・今年7月に、世界最大の仮想通貨取引所バイナンス(Binance)と同じく2位のフォビー(Huobi)に上場予定(ほぼ確定との話)
・O2Oとは「Online to Offline」の略で、オンライン(インターネット)とオフライン(実店舗)を繋げるサービスのこと
・イーサリアムベースのスマートコントラクトを活用
・「O2OPay」という商標で、電子マネーのように、消費者・ユーザーに対して、決済・ポイント・トークンなど様々なサービスを提供予定
・ユーザーから収集したビッグデータを利用したプラットフォームのサービスを企業に提供予定
・韓国やロシア、モンゴルなど、いくつかの企業に決済システムサービスなどを提供済&予定
・中国人が、中国以外の国で、ウェチャット(Wechat)、ALIPAY、銀れいカード(Union Pay)などの自国決済システムを使えるようにするために、VDpayというQRコード付きの決済システムを用いて実行できるよう計画している(実現性は不明)
まぁ、このO2Oコインの計画が上手く行けば、相当な価値を持つであろう仮想通貨にはなりそうですが、後は、実現性次第というところでしょうか。
もしかすると、ノアコインのように、上場後1週間ほどは、ICO価格の数倍程度は上がるかもしれませんが、ただ、実際のところは予想がつきませんね。