仮想通貨Shivom(シボム)のICOで高額ピンハネ?公式の何倍?

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こんにちは!仮想通貨ウォッチャーのマサヒロです!

最近では、注目の大型のICO案件とも言われている仮想通貨「Shivom(シボム)」(OMXトークン)について、複数人の仮想通貨ユーチューバー達による2月末のプレセール(プライベートセール・縁故セール)が「ぼったくり」「高額ピンハネ」だったのではないかという疑惑がネット上で流れていますので、どういうことなのか調べてみました。

まず結論から言いますと、今回のShivomの件に関しては、このユーチューバー達が、意図していたか意図していなかったかにかかわらず、結果的には、現時点で、公式サイトのプレセール価格の約6.4倍で販売されていたようです。

ちなみに、私自身は、仮想通貨のICOについて興味を持っている、単なるパンピー仮想通貨ウォッチャーですので「実際は、どういうことだったのか?」ということだけにフォーカスしてみたいと思います。

なお、Shivomという仮想通貨は、ゲノム(遺伝子と染色体から合成された言葉でDNAの全ての遺伝情報のこと)情報をブロックチェーンのプラットフォームに通して販売することで、安価に情報提供を行うという有望なプロジェクトのようで、インド政府とも提携済みとのことです。

ただ、今回の記事では、このShivom自体のプロジェクトの内容や今後の将来性、ICO・プロジェクトの実現性などについては書きませんので、興味がある人は、別で検索してみてくださいね。

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仮想通貨Shivom(シボム)ICOプレセールでの高額ピンハネ疑惑の説明動画

それでは、まずは、この件について全く知らないという人は、よければ、以下の2つの動画をご覧ください。

被害者でもある「K連絡用」さんの動画

(現在は動画が削除されてしまったため表示していません)
※「K連絡用」さんのYouTube動画より

この動画は、実際にご自身が高額ピンハネの被害にあったという「K連絡用さん」の動画です。

2月末に、ご自身が情弱(情報弱者)であったため、ある仮想通貨ユーチューバーから、OMXトークン2000枚を1ETH(イーサリアム)で購入したとの事です。

その後、これが、ぼったくられていることに気づいたそうで、その後、自分で信頼できるルートを探して、3月末頃から正規の価格(1ETH=OMXトークン7000枚)で販売したとの事です。

ただ、ご本人は知らされていなかったようですが、その後、4月16日の夜から、Shivomの公式サイトで1ETH=OMXトークン7000枚+10%で販売されています。

この+10%については、おそらく、イーサリアムの価格が、4月13日以降に、それ以上の比率で上昇していますので、調整が入ったと考えてもいいのかもしれません。

なお、このK連絡用さんの動画下コメント欄には、何人かの被害者と思われる人達が、この仮想通貨ユーチューバー達の名前を挙げて、コメントを投稿しています。

※Shivom関連の動画が削除されてしまったようです(理由は不明ですが、続けて、この後のマッコーさんの動画で内容をご確認ください↓)

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以前より、ICOプレセールについて懐疑的な意見を発信していた「マッコーの仮想通貨チャンネル」さんの動画


※「マッコーの仮想通貨チャンネル」さんのYouTube動画より

こちらの動画は、以前より、仮想通貨ユーチューバーが一斉に紹介するICO案件のプレセールについて、懐疑的な意見を述べていた「マッコーの仮想通貨チャンネル」さん(以後、マッコーさん)の、この件に関する動画です。

マッコーさんは、この1~2ヶ月くらいでしょうか、ICO案件を勧めてくる仮想通貨ユーチューバー達のことを「胡散臭いYouTuber」と称して批判しています。

実は、私が以前記事にしたO2OPayコインの時の話では、最初に、ちょっと早とちりの勘違いをしてしまい、一部の仮想通貨業界人や仮想通貨ユーチューバー達から非難されてしまうこともありましたが、今回は、どうやら、疑惑が事実であった可能性が高く、自身の株を上げました。

確かに、この動画で説明している話は、実際に起きていたことらしく、高額ピンハネの被害者が相当な数いるということは、前の動画と同様に、この動画下のコメント欄に投稿している様子を見ても、うかがい知ることができます。

それでは、次に、この高額ピンハネの根拠について具体的に見てみましょう。

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2月のShivom(シボム)ICOプレセールは、公式サイト価格の約6.4倍

実は、私自身も、この高額ピンハネをしたのではないかと思われる人達のユーチューブ動画を、これまでも色々と見ていましたし、1ヶ月前くらいからは、数人のLINE@にも登録していましたので、この件が本当であれば、「ちょっと意外だな」というのが最初の印象です。

どうしてかというと、結構しっかりと作り込んだ動画ばかりですし、今後もこの仮想通貨関係の仕事でご飯を食べていこうと思っているのであれば、ぼったくりをするというのは、余りにもリスクが大きいのではないかと思うからです。

まぁ、いずれにしろ、とりあえず、具体的に見てみましょう。

このShivomのICOプレセールを、仮想通貨ユーチューバー達が一斉に販売し始めたのは、2月末とのことですので、その頃約1週間の1ETH(イーサリアム)の日本円価格は約90,000円です。

ちなみに、この計算根拠については、たまたま、以前の記事中の「仮想通貨O2OPayコインのICO価格を実際に計算し検証」で調べていました。

この90,000円に対して、OMXトークン2,000枚が販売されていますので、トークン1枚あたりの金額は以下の通りです。

・約90,000円 ÷ 2,000枚 = 約45円(OMXトークン1枚あたりの価格)

一方、現在、Shivomの公式サイトで販売されているプレセールでは、1ETH(4月18日現在価格で約53,600円)に対して、トークン7,000枚+10%程で販売されているようですので、OMXトークン1枚あたりの金額は以下の通りです。

・約53,600円 ÷ 7,700枚 = 約7円(OMXトークン1枚あたりの価格)

そして、この2つのプレセールの価格を比較すると・・・

・約45円 ÷ 約7円 = 約6.4(倍)

ということで、約6.4倍という結果になりました・・・

つまり、2月末に仮想通貨ユーチューバー達から購入した人達は、約6.4倍もの価格がするShivomのOXMトークンを掴まされてしまったということは、現時点では、どうやら、事実のようですね。

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Shivom(シボム)の、ぼったくりICOプレセール騒動が起きた理由と今後

Shivomシボムロゴ

さて、今回は、ShivomのICOプレセールの、ぼったくり被害について、実際に検証してみました。

実際に、高額ピンハネは起こっていたようですが、これに対して、仮想通貨ユーチューバー達がどのように答えるかは気になるところですね。

あくまで個人的な見解ですが、このShivomの騒動が起きた理由と今後について考えてみると、次の3つのことが考えられると思いました。

  • 仮想通貨ユーチューバー達は意図せず(実際の公式価格知らず)に販売していた
  • 仮想通貨ユーチューバー達が意図して高額ピンハネをして販売していた
  • Shivom(シボム)の運営側自体が、ICOプレセールの方針転換を図った

早速、それぞれについて見てみましょう。

 

仮想通貨ユーチューバー達は意図せず(実際の公式価格知らず)に販売していた

性善説で言えば、彼ら自身も、気づかずに信用して、この約6.4倍の高額ピンハネ価格で販売させられていた可能性もあるかもしれませんね(別途、いくらかのバックマージンを取るかたち)

被害者のクレームに対して、そういった趣旨の言い訳をしている仮想通貨ユーチューバーもいるようです。

これだけ、一斉に、ほぼ同じ金額で販売していたということであれば、彼らのその上の販売元締めが、この価格で販売するように動いていた可能性もあるとは思います。

特に、このShivomに関しては、当初、公式プレセールは、ほぼ無いと言われていましたので、セントラリティ上場などの時のことを考えれば、少々高くても買いたいと思う人が多かったところに付け込まれてしまった可能性はあり得ますね。

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仮想通貨ユーチューバー達が意図して高額ピンハネをして販売していた

一方、被害者の人達から見れば、そんな性善説は信用できるわけはありませんね。

仮想通貨ユーチューバー達は、最初から高額ピンハネ目的で販売していたに違いないと憤慨するのも無理はない話です。

しかも、前述のK連絡用さんの話によれば、ある仮想通貨ユーチューバーの言い訳として、自身が販売していた1ETHあたり7,000枚のOXMトークン販売こそ詐欺であるとまで、言われてしまったようですので、これはとても腹立たしいことでしょう。

さらに言えば、ユーチューバー経由のOXMトークン購入は、公式サイトでは無いと言われているロックアップが、2ヶ月間設定されているということですから、お手上げ状態で手の施しようがありませんね。

弁護士に依頼して訴えるつもりという人もいるようですから、被害者の怒りは相当なものです。

 

Shivom(シボム)の運営側自体が、ICOプレセールの方針転換を図った

そして、一応、もう一つの可能性も指摘しておかなければなりません。

それは、Shivomの運営本体自身が、途中で、ICOプレセールに関して方向転換をしたという可能性です

仮想通貨ユーチューバー達のICOプレセールの頃は地合いも悪かったですが、思っていた以上に引き合いが強いと感じ、最近になって、直接販売に切り替えた可能性はあると思います。

まさに、ノアコインのICOプレセールのパターンですね。

第1期~第3期までは、プレセール(プライベート・縁故セール)で販売していたようですが、その時の引き合いが強いと感じたからか、HitBTC上場予定前の第4期・直前プレセールでは、公式サイトから直接販売しています(詳細は以下リンク参照)

【ノアコイン】ICOプレセール価格はいくらだったの?

この時は、第1期~第3期までのプレセールよりも、少し上げただけの価格で販売していたので、ほとんど混乱はありませんでした。

もし、このShivomの運営自体が、主体的に方向転換を図ったということであれば、2月末にプレセールで購入した人達には明らかに不利益になっていますので、OXMトークンの追加配布といった帳尻合わせがあるかもしれません。

実際に、ICO案件の中には、プレセールの販売枚数が予定枚数を下回った時には、購入割合に応じてトークンを追加で配布するということもあるようですので、そのようなことになれば、被害者も救済されますし、そう願いたいものです。

もしくは、高額ピンハネが意図したものでなかったということであれば、返金に応じるなどの対応はしてもらいたいものですね。

まぁ、いずれにしろ、何とか上手いこと、被害者が救済されることを願いたいものです。

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