私は、アラフォーの働く主婦です。
結婚生活を15年以上続けていると、それなりにいろいろあります。
その中で、危機といわれるものもありました。
その都度、すり合わせを行いながら、何とか乗り切りました。
そうこうしているうちに、運よく子供にも恵まれ、今はそれなりに円満にやっています。
もちろん、金婚式や銀婚式の方たちに比べれば、まだまだひよっこです。
ただ、年代によって価値観も違うと思うので、夫婦関係を円満に維持するために大事だと思うことについて書いてみたいと思います。
言わないでも分かってくれると思わず、伝えよう
男女の脳の違いを理解しよう
男女の脳は、違いがあるそうです。
女性は、「察してほしい。こちらの気持ちを想像したうえで配慮のある言葉が欲しい」と思います。
しかし、男性はそんな器用なことはできないようです。
難しい脳科学の理論はわかりませんが、経験値としては言えます。
男性に、察してほしいは通用しません。
その点は、あきらめましょう。
また、共感してほしいと思うのもやめましょう。
男性は、共感力が低いです。
共感は女性の友人に求め、最初から夫に期待しない方が楽です。
私も、結婚当初は、これでイライラ&もやもやしました。
しかし、伝えようとすることはあきらめないでください。
[originalsc]伝えることの大切さ
夫のことを諦めるのは、伝えてその反応をみてからでも遅くないです。
だから、伝えるべきだと思うことは、勇気を持って伝えてみてください。
結婚歴が浅いと、まだ遠慮があったりして本音を伝えにくい場合もありますが、必要だと判断したなら伝えてください。
そして、伝えてみて反応が薄かったり、何にも考えていない夫に幻滅することもあるかと思いますが、それはとりあえず、受け止めてあげてください。
急に言われた夫は、寝耳に水状態でしょう。
言われたことを消化するだけで精一杯です。
ここから先は、夫の出方次第ですが、いずれにしても自分が後悔しないように伝えることは大切です。
そうしてきた後の結果なら、たとえ別れることになっても後悔はしないでしょうし、後悔しないでいいようにしてほしいです。
結婚生活は、50/50という意識が必要
50/50(フィフティ・フィフティ)の意識とは、対等に相手を尊重しようという意識のことです。
自分を尊重するように、相手も尊重しようという意味です。
自分が自分らしく生きるということを望むなら、相手にもそれを許しましょう。
お互いに自分らしさを許す上で生じてくる問題は、お互いに少しずつ我慢をして成立させます。
どちらかだけが我慢をするのではありません。
二人がそれぞれ、同じ分だけ我慢をするのです。
一つの問題で、常に50/50にする必要はありません。
この問題では、自分は20余分に我慢して70/30で妥協点を図ろう。
また別の問題では、自分は妥協できないので30/70で、相手に多めに妥協してもらおうなど、トータルでバランスがとれていればいいと思います。
どちらかが、「私ばっかり我慢している」と思わないようにバランスをとる必要があります。
言い換えるなら、思いやりですね。
でも思いやりという言葉は、抽象的なので、あえてパーセンテージを明確にした方がわかりやすいし、意識しやすいと思います。
そうすれば、お互いにこの前我慢してもらったから今回は私が…など、相手のことを思いやれるようになります。
[originalsc]妻の立場から、夫に認識しておいて欲しいこと
夫がそうなように、妻だって努力して今の職や立ち位置を得てきたのです。
女性には、望めば妊娠・出産という選択肢も入ってきて、どうしてもキャリアをストップしないといけない時期があります。
人によっては、その選択をすることによって、何かを一度捨てないといけない場合もあるのです。
それは、努力を積み重ねてきた人にとっては、相当な迷いやストレスを感じることだと思います。
そういったときに、いかに妻に寄り添い、妻の人生を尊重できるよう関わるかは、今後の夫婦関係に多大に影響します。
自分の人生を大事にするように、妻の人生も大事にするという意識を持ってください。
それは、夫だけが努力するべきことではありません。
妻は、夫に対しての敬意も必要だと思います。
夫の人生を尊重したうえで、伝えていくことも必要です。
そして、円満に生活していきたいから伝えているんだとわかるように、伝え方は考えた方がいいと思います。
そうすれば、お互いに調整をしながら、家族でありながらそれぞれの豊かな人生を歩めるはずです。
相手の人生を尊重できる関係なら、一番居心地のいい関係ですよね。
産後クライシスには気を付けて
項目としては後ろの方になりましたが、実は結婚して早めに訪れる危機が「産後クライシス」かもしれません。
産後クライシスとは、出産後2~3年程の間に夫婦仲が悪化する現象の事をいいます。
妻は、出産直後から育児が始まります。
産院での入院中から、授乳は2~3時間おきにし、赤ちゃんの体重を測ってどれだけ飲んだかチェックします。
退院後も、1か月検診の時にこれぐらいは太らせておかないといけないと目安を聞かされて、そういうプレッシャーの中、育児をします。
産後はホルモンバランスが崩れるし、極度の睡眠不足に陥ります。
初めての育児へのストレス、自分の時間など全くない生活。
妻は、180度生活が変わります。
その中で、夫が夫婦2人の時のように全くペースを変えず自由にしていたら、腹も立ちます。
赤ちゃんは、2人の子供です。
ホルモンバランスの崩れや睡眠不足などにより感情のコントロールがうまくできないこともあります。
夫からしたら、妻が攻撃的になった、イライラしているなど、今まで見たことがない妻になってしまい、戸惑っているかもしれません。
でも、それは24時間赤ちゃんのお世話が優先される状況で、コントロール不可な部分で起きていることと認識し、まずその大変さを受け止めてあげてください。
その中で、夫ができることは考えて、してあげてください。
母乳の場合の授乳はできませんが、それ以外のことは夫でも可能です。
特に、授乳頻度の高い時期は、妻はご飯を作ることもままなりません。
でも、母乳のためにはそれなりのものを食べなければ…など、葛藤しながら過ごしていたりします。
毎回と言わないまでも、可能な限りでいいので、食事を作ってあげてください。
[originalsc]赤ちゃんが泣きやまなくて、妻が授乳の合間に睡眠さえもとれていない場合は、あやすのをかわってあげて、妻を寝させてあげてください。
夫も仕事が忙しいかもしれませんが、特に出産直後は、自分の自由になる時間は、妻と赤ちゃんのために時間を費やす覚悟で臨んでください。
わからなければ、妻に何をしてほしいか聞いてください。
逆に、妻は何をしてほしいか、遠慮せずしっかり伝えましょう。
上記は、一例で、妻の性格等によって変わってくるとは思います。
ただ、妻のしてほしいことに添って物事をすすめ、産後の一番大変な時を夫婦二人で乗り越えようと夫が行動してくれれば、産後クライシスは起こらないと思います。
私の夫は、仕事が休みの日は食事を作ってくれ、赤ちゃんが泣きやまなくて休めない時はあやすのをかわってくれました。
これらをしてくれるだけで、単純に助かりました。
そして、子供を一緒に育てているという気持ちになりました。
それは、自分だけでしっかり子供を育てていかなければいけないというプレッシャーから解放させてくれ、気持ちが楽になりました。
そのようにしていると、いざとなったら夫に見てもらえるという安心感も生まれ、余裕もでてきました。
その結果、産前より夫に対しての情が増えました。
同士のような情です。
ラブラブとかふわふわした感じではなく、夫婦関係の軸になるような信頼感です。
娘の事をかわいいと思うと、連動して夫の存在も意識したりします。
ここは、理屈じゃない部分ですね。
ここで築かれたものは、今でも続いていると感じます。
これから娘が大きくなるにつれ、子供の育て方などの価値観の違いなどで、意見が分かれることもあると思います。
先の事は分かりません。
でも、産後に築いたものは、ベースとなってくれると思います。
産後には、このような危機が潜んでいるということを、まず知っておいてください。
妻といい関係を保ちたいと願うなら、産前から産後クライシスの対処法を調べておくといいと思います。
[originalsc]ありがとうを伝えよう
簡単なことですが、「ありがとう」という言葉は、本当に大切です。
感謝の気持ちを伝えるたった5文字ですが、伝えると伝えないとでは大違いです。
例えば、「○○してくれたんだね。ありがとう」と言うとします。
これって、感謝の言葉だけでなく、気づいたよと伝えているのと一緒です。
やらなければいけないんだけどな…と思って放置していることを、相手がやってくれていると自然に感謝の気持ちが生まれてきます。
それを当たり前と思わずに伝えた方が、自然に「ありがとう」が増えますよね。
気づいたよと伝えることで、相手の存在も意識します。
しかも、プラスの意味で。
全てを伝える必要はありませんが、とても嬉しかったことは積極的に伝えるようにしています。
まとめ
先日、私の弟が結婚しました。
私は、弟夫婦が幸せに過ごしてくれるといいなと思っています。
でも、それと同時に、きっといろいろなことが起こるんだろうなと想像せずにはいられませんでした。
出来たらそれを乗り越えてほしいという思いもこめて、この記事を書いてみました。
もしかしたら、妻の目線で書いているので、夫に対しての要求のように感じられるかもしれません。
あくまで私という個人の妻の目線ですが、できるだけ理性的に、率直に書いてみました。
誰かの気持ちに届くことがあるのか、全く見当がつきませんが、何かのお役に立つことがあれば幸いです。
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