50本以上使った私が気をつける使い方の注意点
私が感じている正しい塗り方
私は、これまで、フルコートf軟膏を50本以上も使ってきて感じている、正しい塗り方があります。
あくまでも体験による私見ですが、田辺三菱製薬のホームページの紹介している使用方法等とも同じような内容ですので、ほぼ間違いない塗り方かと思います。
まず、フルコートf軟膏のホームページやテレビCMでも強調している言葉の通り「キチンと治そ。イッキに治そ。」ということが重要です。
特に、この言葉の後半の「イッキに治そ。」というのが、50本以上も使用していると、本当によく分かります。
簡単に言うと、湿疹や皮膚炎の症状が出ている部位には、私の場合、顔のほおですが、しっかりとたっぷり塗るということです。
あまり、薬をすり込まずに、症状が出ている部位全体を覆うように、ベタっと塗る感じです。
私の場合、ほおがテカテカするくらい塗ると、とても治りが早く、それこそ「イッキに治そ。」という感じです。
ただ、顔に塗る場合、このようにテカテカするくらいまで塗ると、まず、外出はできなくなりますので、必ず、半日くらいは家にいることができる時に塗った方が、間違いないと思います。
もちろん、就寝前でも構わないのですが、私のように普段から横になって寝るタイプの人だと、塗った薬が枕に付いて、とれてしまいます。
ですので、普段から仰向けで寝ている人であれば、就寝前でも問題無いと思います。
そして、このしっかりとたっぷり塗るということを、私の場合、一度の皮膚トラブルで3回程度、半日位の間隔を空けて行っていました。
私の場合、このような使い方で、その時の症状がほとんど治りました。
その後は、体調が悪かったり、睡眠不足だったり、お菓子類の食べ過ぎなどで不摂生な生活が続くと、2週間~1ヶ月後くらいに、同じような症状が出てしまいました。
ただ、その時も同じように、フルコートf軟膏を塗って治すということを、何回も何年も繰り返してきました。
年齢を重ねるとともに、その症状が出てしまう間隔も長くなりましたし、実は、最近では「プレバリン」というアンテドラッグタイプのステロイド剤に薬を変更したことで、さらに湿疹などの症状が出にくくなりました。
とはいっても、早めに短期で一気に湿疹や皮膚炎を治したいという人には、フルコートf軟膏は、とてもよく効く薬だと思います。
私が感じている悪い塗り方
一方、私が感じている悪い塗り方があります。
これは、自分のこれまでの経験から分かったことですが、少ない量を薄く塗って、さらに、長い期間、塗り続けるというやり方です。
よく、薬が残り少なくなった時に、この方法で何日か塗り続けることがあったのですが、ほとんど効果が無く治らないため、そのうちに皮膚の赤みや痛痒みも悪化してしまうということが、何回かありました。
長い期間塗ることで、次第に、顔の皮膚がちょっと薄くなってしまうという感じもしました。
一見すると、薬は少しずつ使っていた方が、副作用なども少なくて良さそうな感じもするのですが、このフルコートf軟膏について言えば、それは当てはまらず、私の感覚としては、中途半端に少しずつ長い期間使用するのは良くないという印象です。
やっぱり、ホームページやテレビCMで謳っている「キチンと治そ。イッキに治そ。」という使い方が、間違いないのではないかと思います。
外用ステロイドの副作用に「酒さ様皮膚炎」があります
また、顔への長期連用などによる外用ステロイドの副作用に「酒さ様皮膚炎」という病気があります。
簡単に言えば、外用ステロイドの顔への長期連用や肌に合わなかった時に起きる副作用で、湿疹などの症状が治らないばかりか、反対に、赤みや痛痒みが増してしまうというものです。
私自身は、このような症状になったことはありませんが、実は、半年ほど前から、私の妻が、この酒さ様皮膚炎になってしまいました。
聞いてみると、フルコートとは違う外用ステロイド薬なのですが、やはり、少しずつの量を長期連用したため、酒さ様皮膚炎になってしまったようですし、その薬が体質に合わなかったのかもしれません。
症状が出てからは、皮膚科にも受診していたのですが、一向に改善しなかったため、色々と自分で調べて、1ヶ月半程前に何とか治すことができました。
その時の体験記が次の記事にありますので、興味がある人は、よければ、読んでみてください。
酒さ様皮膚炎になった経緯。顔の脱ステロイドを始める前の症状。
特に、顔に外用ステロイド薬を塗る場合は、本当に上手く使わないと、このような副作用が起きてしまう可能性もありますので、気を付けましょう。
フルコートf軟膏の購入を検討している場合
今回は、私自身が、顔の頬(ほお)などの部位に、約25年間で50本以上使い続けてきた「フルコートf軟膏」について、その経験談をもとにした効果や使い方について書きました。
フルコートf軟膏は、とても効果のあるいい市販薬だと思いますが、ただ、実際に湿疹やアトピーの症状が出た時は、まず、皮膚科で受診することが第一の選択肢になります。
特に、私のように、皮膚が薄いと言われる顔などの部位に症状が出た場合は、すぐに皮膚科で受診するようにしましょう。
また、他の内臓系の病気等の関連で、湿疹や皮膚炎の症状が現れる場合もあると思いますので、必ず、専門医の診断を受けましょう。
そして、皮膚科に行く時間が取れない人や、近くに皮膚科が無いような人は、近所の薬局やドラッグストアなどで薬剤師や登録販売者に相談して薬を購入するようにしましょう。
もし、今回の記事を見て、フルコートf軟膏が自分に合うかどうか確かめたい人は、私の体験談を薬剤師さんなどに話して、自身の症状に適応するかどうかを判断してもらうといいかと思います。
そして、実際にフルコートf軟膏を使ってみて、副作用などの問題が無いようであれば、次は、楽天やヤフーショッピング・Amazonなどに出店している、薬局・ドラッグストア系のネットショップで購入することもできます。
特に、ネットショップの場合、店舗型の薬局やドラッグストアよりも安い価格で販売されているケースも多いので、一度、確認してみるのもいいかと思います。