七草粥は、毎年1月7日に食べるものと思っていますが、2024年も同じ日なのでしょうか?
それとも祝日のように、年によって多少日付が前後することもあるのでしょうか?
そこで今回は、2024年には七草粥をいつ食べるのかに関して、以下のような点についてまとめましたので、ご覧ください。
七草粥はいつ食べるの?2024年の日付
2024年(令和6年)の七草粥も、毎年の慣例に従って1月7日(日)に食べるのが一般的です。
この七草粥は、1月7日にあたる「人日(じんじつ)の節句」に行われる日本の伝統的な行事の一つです。
「人日の節句」は、人々の労をねぎらう意味を持つ日で「七草の節句」とも呼ばれ、この日には、春の訪れを告げる七種の野草を用いた粥を食べることが慣わされています。
この日に七草粥を食べることは、日本の伝統的な習慣であり、無病息災や長寿健康を願う意味等が込められています。
七草粥を食べる時間帯はいつ?2024年の場合
七草粥は毎年1月7日に食べるということですが、それでは、朝食、昼食、夕食のどの時間帯に食べるのでしょうか?
結論から言うと、七草粥を食べる時間帯は、一般的に、毎年1月7日の朝(朝食)に食べられます。
それは、毎年同じですので、今年は2024年1月7日(日)の朝に食べられます。
ちなみに、昔は、前日の1月6日の夜に七草粥の歌を歌いながら調理をして、翌朝の準備を進めたとも言われています。
今年の1月7日(日)は日曜日で、学校や仕事が休みの人も多いと思いますので、朝にゆっくりと食べる人も多いでしょう。
ただ、毎年休日になるかは分からないので、平日に学校や仕事に行く人で、朝に時間の余裕が無いような人は、無理をせずに、帰宅してから夜に食べてもいいでしょう。
七草粥を食べる理由
七草粥を食べる理由にはいくつかありますが、一般的に言われているものは、以下の通りです。
- 無病息災と長寿健康の願い…七草粥は、無病息災や長寿健康を願って食べられます
- 邪気払い…七草は早春に最初に芽吹くことから、邪気を払う力があるとされていて、そのため、邪気を払い、無病息災を祈って七草粥を食べる習慣があります
- 胃の休息:…七草粥は、お正月のご馳走で疲れた胃を休ませるためにも食べられ、春の七草やお粥には胃をいたわる作用があるとされています
- 文化的背景…この風習は中国と日本の文化が融合して生まれ、平安時代から続き、江戸時代に定着しました
これらの理由により、七草粥は、日本の新年の伝統的な習わしの一つとして重要な役割を果たしています。
七草粥の材料
七草粥の主な材料は「春の七草」と呼ばれる7種類の野草で、以下の通りです。
- セリ(芹)…日本の料理では伝統的に使用される野草
- ナズナ(薺)…別名を「ペンペン草」とも言い、早春によく見られる
- ゴギョウ(御形)…似た形の葉を持つ野草
- ハコベラ(繁縷)…春に花を咲かせる小さな草
- ホトケノザ(仏の座)…野草の一種
- スズナ(菘)…蕪(かぶ)とも呼ばれる
- スズシロ(蘿蔔)…大根のこと
これらの野草は、春の七草粥に入れて食べることで、無病息災や健康を願うという意味が込められています。
七草粥は、これらの七草とお米、水、塩などで作られる、シンプルながらも栄養豊富な食べ物です。
七草粥の食べ方
七草粥の食べ方には、以下のように、いくつかのバリエーションがあります。
- シンプルな塩味…七草粥は基本的には塩味でシンプルに楽しまれます。そのままの味はさわやかで美味しいとされています。
- 出汁を添えて…塩だけで味付けされた七草粥に、違った風味を加えるために出汁を急須に入れて添える方法もあります。
- お鍋のシメとして…ぶりしゃぶなどのお鍋料理の後に、シメとして七草粥を食べる方法もあり、ぶりの出汁がしみ出したところに七草の風味とごはんを加えて食べます。
- 付け合わせを添えて…様々な付け合わせを添えて七草粥を食べる方法もあり、例えば、自家製ごぼうと牛肉の佃煮、梅干し、シャケ、油揚げのから炒り、小ねぎ、軽く焼いた鱈子、おぼろ昆布などが挙げられます。
これらの方法で七草粥をアレンジし、色々な味わいを楽しむことができます。
七草粥はいつ食べるの?2024年の日付等|まとめ
今回は、2024年には七草粥をいつ食べるのかや、七草粥に関することについてまとめました。