お賽銭が101円の意味は?神社で捧げる理由を解説!

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初詣の時に、参拝した多くの人が、神社の賽銭箱にお賽銭を捧げ、目を閉じながら神仏への願い事やお礼を心の中で唱えることでしょう。

そのお賽銭の金額は人によって異なりますが、101円(100円硬貨+1円硬貨)を入れる人も多いようです。

ただ、そのお賽銭を101円納める意味は何なのか、ちょっと気になるところです。

そこで今回は、神社の賽銭箱に101円のお賽銭を納める意味や理由などについて調べてまとめましたので、ご覧ください。

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お賽銭が101円の意味は?

お賽銭101円

初詣の時に、お賽銭を101円捧げる意味は何なのか?

結論から言うと、以下の3つの意味があると言われています。

  1. 「祝い(イワイ=101)」の語呂合わせがいいから
  2. 神社では白い硬貨(1円、50円、100円、500円)を捧げるといいから
  3. 奇数が吉兆とされているから

では、それぞれについて、具体的に見てみましょう。

お賽銭が101円の意味①「祝い(イワイ=101)」の語呂合わせ

祈願

初詣の時に、お賽銭を101円捧げる1つ目の意味は「祝い(イワイ=101)」の語呂合わせがいいからです。

つまり、「祝い」=「イ・ワ・イ」=「1(=イ)0(=ワ)1(=ィ)」という語呂合わせです。

1については「イチ」という語呂から「イ」という頭文字を取り、0については「0=輪(ワ)」という語呂から「ワ」という文字を取り、合わせて「イ・ワ・イ」という語呂合わせにして、縁起の良さを表しています。

神社で願い事をする際には、願いが叶ったかのように過去形で報告するのが良いとされており、この習慣が「未来の祝い」に向けた「101円」の賽銭に繋がっています。

例えば、受験での合格や結婚、出産など、過去だけでなく未来で予想されるお祝い事を願う意味でも、お賽銭として101円を神社に捧げるというわけです。

ただ、一説には「101円」には他の言葉遊びもあり、必ずしも良い意味だけではありません。

「いれい(異例)」や「とおい(遠い)」とも読むことができ、これらはそれぞれ不安定な状況や目標の遠さを象徴していると言われる場合もあります。

お賽銭が101円の意味② 白い硬貨を捧げると縁起がいい

白い硬貨

初詣の時に、お賽銭を101円捧げる2つ目の意味は、神社で白い硬貨をお賽銭として捧げると縁起がいいと言われるからです。

その理由は、もともと神様へのお供え物が白米であったためとも言われています。

また、神社の賽銭箱の上に見られる縄と鈴は、一部の解釈では、男性を連想させるため、賽銭箱へ投げ入れる賽銭は生命の源を意味するとされています。

これにより「白いお金」つまり、100円玉1枚と1円玉を1枚を賽銭として捧げることが良いとされるようです。

ちなみに寺院では、お寺の鰐口が女性を連想させるため、赤い硬貨(5円、10円)を捧げると良いと言われています。

お賽銭が101円の意味③ 奇数が吉兆とされているから

奇数

初詣の時に、お賽銭を101円捧げる3つ目の意味は、奇数が吉兆とされるからです。

特に夫婦関係や恋愛においては、割り切れない数字が良いとされます。

そこから、奇数でもある101円は縁起がいいとされています。

神社でのお賽銭で縁起がいいとされる金額

神社でのお賽銭には、様々な縁起がいいと思われる金額があります。

一般的な「ご縁」の語呂を使った5円玉を始め、次のような金額があります。

  • 5円…「ご縁」の語呂
  • 10円(5円玉×2枚)… 継続的な縁を願って
  • 11円…いい(1・1)縁を願って
  • 115円…いいご縁(1・1・5)を願って
  • 15円…十分なご縁(10・5)を願って
  • 25円…二重の縁(20・5)を願って
  • 41円…良い(4・1)円を願って
  • 45円…良いご縁(4・5)を願って
  • 50円…五重の縁(50)を願って
  • 55円…五重のご縁(50・5)を願って

これらの金額は、主に、日本語の語呂合わせに基づいたお願いを表しています。

しかし、10円硬貨1枚でのお賽銭は「遠縁」(十円)と解釈され、縁起が悪いとされることもあります。

同様に、500円硬貨は、硬貨の中でこれ以上の金額は無いという意味から転じて「これ以上はない」という意味合いで、縁起が悪いとされることもあります。

これらは迷信と言えるもので、近年まで一般的ではなかったものです。

ただ、お賽銭とは、本質的には神様への感謝を表すものなので、過度な迷信に惑わされず、自分に無理のない範囲で捧げるべきだと思います。

さいごに

今回は、神社の賽銭箱に101円のお賽銭を納める意味や理由などについて調べてまとめました。

本来、お賽銭とは、神仏から受けた恩恵のお礼として納めるお金であり、神様や仏様への感謝の気持ちを表すもので、また同時に、自身の汚れを清める目的もあります。

つまり、それらが最も大切な事であり、そもそも金額自体はそれ程重要ではなく、もちろん、金額の決まりもありません。

例えば、1万円のような高額なお賽銭が必ずしも良いとは限らず、それよりも感謝の心を込めたお賽銭が大切です。

そういう意味でも、101円は100円に少し加えた金額で、良い意味を持つとも言われています。

いずれにせよ、お賽銭で最も大切なことは、日頃の感謝と敬意を込めて、神仏にお祈りすることであることは間違いないでしょう。