近年は名古屋などの愛知県でも、玄関のドアに新年の正月飾り（しめ縄）を飾る家が多くなっています。
そこで、ちょっと気になるのが「名古屋などの愛知県では、正月飾りをいつまで飾るの？」という疑問点です。
しめ縄や門松、鏡餅などの正月飾りをいつまで飾るかは、地域によって違います。
特に、名古屋などの愛知県では、飾り付けの期間は正式に決まっているのでしょうか？
そこで今回は、名古屋などの愛知県では、正月飾りをいつまで飾るのか、片付ける時期等について調べてまとめましたので、ご覧ください。
正月飾りをいつまで玄関に飾るのか？
しめ縄等の正月飾りをいつまで玄関などに飾るかは、全国各地域によって異なります。
「松の内」と呼ばれる、年神様をお迎えして新年をお祝いする期間が地域によって違うため、飾りを外す日もそれに準じて違っています。
一般的に、北海道や東北、関東地方等では、主に1月7日までが松の内とされ、この日の日没後に正月飾りを片付ける家庭が多いです。
一方、大阪や京都などの関西地方では、松の内の期間は1月15日までが一般的と決められています。
しかし最近では、地域を問わず、1月7日に正月飾りを片付ける家庭も増えてきているようです。
正月飾りをいつまで飾る？名古屋など愛知県の場合
それでは、関東と関西の中間にある名古屋などの愛知県では、どのように正月飾りを飾る期間が決まっているのでしょうか？
結論から言うと、名古屋など愛知県では、正月飾りをいつまで飾るかは家庭によって異なり、明確な決まりはないようです。
ただ、他の行事やイベントでは、関東の風習に合わせることが多い名古屋ですが、正月飾りを飾っておく期間も、1月7日に片付ける家が多いようです。
ただ、関西地方出身の家では1月15日に片付けたり、一方、三が日が過ぎたらすぐに片付ける家庭もあったりするようです。
結局のところ、名古屋などの愛知県の中でも、その地域に根付いた風習などもある場合がありますので、気になる人は、地元の市区町村や自治会、町内会、風習や文化の研究をしているような団体などにも問い合わせると、間違いないでしょう。
それでもハッキリしたことが分からなければ、近所の動向を見て、周囲に合わせるのも一つの選択肢ですね。
正月飾りの片付け方｜名古屋など愛知県では？
全国的に、松の内が終わると、伝統的には、しめ縄や門松といった正月飾りを焼き、神様を送り出すことが一般的です。
地域によって異なる慣習がありますので、それに従うことが望ましく、「左義長」という地域の伝統祭りでは、正月飾りを焼いて神様を天に送り出す習わしがあります。
これは、地域によっては「どんど焼き」や「とんど焼き」として知られており、多くの地方で行われています。
ですので、取り外した正月飾りは、神社で行われる「どんど焼き」で処理すると良いでしょう。
なお、名古屋などの愛知県にある神社を調べるには、愛知県神社庁の公式サイトの検索機能を使うといいでしょう。
正月飾りを玄関にいつから飾る？名古屋など愛知県の場合
正月飾りを玄関にいつから飾るかについては、名古屋などの愛知県を含め、全国的に12月13日以降ならば、いつでも始めても大丈夫とされています。
この12月13日は、伝統的に「正月事始め」や「松迎え」として知られています。
かつて、この日には、お正月に使う門松の材料やおせち料理を作るための薪を、山から取ってくる習慣がありました。
この風習が「松迎え」という名前の起源となり、この日から家を掃除して年神様の迎えの準備を始めるのが通例でした。
しかし現在は、年末に向かって慌ただしくなってくる12月13日頃から正月の準備を始める家庭は少なくなっています。
その代わりに、多くの家庭が大掃除を終えて家がきれいになった後の12月28日頃までに正月飾りを設置することが一般的です。
例えば、玄関にクリスマスリースなど飾りがある場合は、それを片づけた後に正月飾りを設置する家庭もあり、その場合は12月25日から27日に設置することが一般的です。
また、年末の中でも12月28日は末広がりの「8」、12月30日はキリが良い数字として、その日に合わせて正月飾りを飾る家庭も多いようです。
ただ、正月飾りを飾らない方がいいとされている日もありますので、次に見てみましょう。
正月飾りを玄関に飾らない方がいい日
正月飾りは、名古屋などの愛知県でも「12月13日以降ならいつでも大丈夫」と前に話しましたが、以下の日は避けるべきです。
- 12月29日
- 12月31日
これらの日は縁起が悪いとされています。
まず、12月29日は「二重苦」との語呂合わせで不吉とされています。
また、31日は「一夜飾り」となり、年神様への失礼と考えられています。
ですので、遅くとも12月28日までには飾るようにしましょう。
特に、12月28日は「末広がり」とされる日で、この日に飾る習慣を持つ人も多いようです。
正月飾りを玄関に飾る位置
お正月の飾りを玄関ドアに設置する際には、目につく場所にしましょう。
最適な場所はドアの中央で、人の目線より少し高めが理想的です。
これらの飾りは、年神様を迎えるための目印としての役割を果たします。目立つ位置に飾ることで、年神様を迎える心構えを持つことが大切です。
さいごに
今回は、名古屋などの愛知県では、正月飾りをいつまで飾るのか、片付ける時期等について調べてまとめました。
正月飾りをいつまで飾るかについて、名古屋などの愛知県では、1月7日に片付ける家が多いようです。
ただ、関西地方出身の家では1月15日に片付けたり、中には、三が日が過ぎたらすぐに片付ける家庭もあったりするようです。
また、愛知県の中でも、その地域や集落に根付いた風習などがある場合もありますので、気になる人は、親や近所の人だけでなく、地元市区町村の役所や役場、自治会、町内会、風習や文化の研究をしているような団体などにも問い合わせると、間違いないでしょう。
