現在放映中のTBSドラマ『あなたには帰る家がある』、おもしろいですね!
W不倫のこのドラマを、「あの奥さんは一番手を出したらいけないタイプでしょ」などといい、ツッコミながら毎回楽しく夫婦でみています。
しかしこれを見ていると、人間の愚かさを感じずにはいられません。
主人公・佐藤真弓(中谷美紀)の夫・秀明(玉木宏)は、知人のカレーショップ経営者・三浦圭介(駿河太郎)に再三やめるよう忠告されたにもかかわらず不倫を続け、妻の知るところとなります。
妻の立場である私は、「ばかだなぁ」とその愚かさを、ある種の謎とともに面白がってみています。
その謎とは、もし妻にばれた時、すべてを失うかもしれない覚悟があるのかということ。
一瞬の欲望による誘惑や恋の刺激は、生きていれば少なからず遭遇するのは想像できます。
妻に愛や情があれば妻を失うリスク、子供を失うリスクもあります。
そしてその子供からの信用を失う場合も。
その他にも沢山の代償が付きまとうのに、「なぜ?!」と思うのです。
それを考えると、一瞬の誘惑が吹き飛びそうなものなのですが。
私は、はっきり言って、夫よりも子供は決して失いたくないです^^
だから、自分に不利になることはしません。
妻と別れて、子供を失ってもいいや~と考えている人に、何も言う気はないです。
家族を傷つけるという自覚は、人間として持っておくべきだと思いますが。
ただ、家族を壊したくない人には、それでも不倫・浮気をしますか?と問いたいです。
これからお話しする、「不倫・浮気のリアルな代償」を想像しても。
できるだけリアルに想像していただけるよう、少しくどいかもしれませんが具体例を挙げて列挙してみます。
離婚・家族の崩壊
浮気の代償の一番は、これでしょう。
浮気がばれた時点で、今後の選択の主導権は配偶者にあります。
そこは、しっかり覚悟しましょう。
どうするかは、配偶者次第です。
あなたに選択権はありません。
結婚を継続した場合
配偶者が、事情により、とりあえず家族の継続を望むかもしれません。
しかし、当たり前ですが、居心地のいい家族の継続は困難でしょう。
仮に離婚をしないとしても、一生針のむしろです。
子供のために離婚を回避しただけなら、熟年離婚の可能性があります。
でもコレって、浮気をされた方にとっては、本当に迷惑な話です。
子供のために結婚を継続したけど、完全に夫婦間は冷め切っていて、老後にずっといられる同士は失っているからです。
浮気をした方は、己のせいだけど、自分が配偶者の穏やかな老後を奪ったという自覚を失わないようにしましょう。
この点は、肝に銘じておくべきです。
離婚する場合
配偶者が離婚を望む場合、子供がいれば、子供と一緒にいる権利は失うことを覚悟すべきです。
ちょっとした出来心で、配偶者を失うことは想像していなかったとしても、配偶者も失い、家族の崩壊を迎えます。
自分の不貞行為による離婚であれば、子供との面接交渉も容易ではないでしょう。
つまり、子供と会えなくなります。
会えなくなっても文句は言えません。
物心ついた子供ならば、浮気した親を軽蔑し、会いたがらない場合もあるでしょう。
[originalsc]配偶者や子供に精神的・経済的ダメージを与える
家族の形態により異なりますが、配偶者に収入がない場合、経済的な不安から極度に苦痛をあたえることになるでしょう。
また、子供が物心ついている場合、親に対して軽蔑をいだかせることになりえます。
そのため、大きなトラウマを抱えさせてしまうこともあるでしょう。
それにより、子供が将来家庭を作るときに、上手に家庭を維持できないリスクは増える可能性が高まります。
また、親に捨てられた、親は自分を裏切ったと思う可能性があるので、親の愛情を信じられず自己肯定感を高められないリスクも増えるでしょう。
子供の人格形成にも大きく、影響を及ぼしかねないことを覚悟してください。
浮気された配偶者には、もう人を信じられないと思う人間不信を植え付けるでしょう。
浮気した配偶者のことを信頼しきっていればいるほど、奈落の底に落とされます。
そこから這い上がるのは、もしかしたら生涯無理かもしれません。
何とかして這い上がれたとしても、それなりの時間はかかるでしょう。
それは、浮気された配偶者の人生の時間を奪うということです。
また、配偶者の人への信頼という概念を奪うということです。
浮気した配偶者を一番信用していたのなら、そのダメージは計り知れません。
人生最大のトラウマレベルです。
相手の人生を台無しにするほどのダメージを与える場合があります。
それほど罪深いことを自覚しましょう。
慰謝料や子供の養育費を支払うことになる
家族に与えたダメージを考えれば、慰謝料は支払うことになるでしょう。
また、養育費は、給与から天引きという形で、給与を差し押さえることもできるようになっています。
自分の不貞行為のせいでの養育費なので、子供のために支払うべきだと思います。
財産分与で感情的にもめる
夫婦として一緒にいた期間に築いた財産は、どのような理由であっても離婚時に分けることができます。
しかし、浮気で既にもめている場合、この話合いがこじれやすいのは容易に想像がつきます。
ローンの返済等の処理
車のローンや住宅ローンなどがあれば、その財産についての処理でもめる可能性があります。
特に住宅ローンは、額が大きかったり、共有名義だったりと処理が難航するのが想像できます。
夫婦二人の共有名義の場合、残債をどうするのか、誰がそこに住み続けるのか、家を売り処分するのかなど、現実的で解決するべき問題が山積みとなります。
大きなお金のことなので、ストレスフルな問題を抱えることになるでしょう。
[originalsc]現在の幸せを失う
浮気をしている人が皆、家族や夫婦関係に不満があるとは限りません。
むしろ家族関係は良好でそれなりの幸せを感じていながら、刺激を求めて浮気をしている場合もあります。
家族との幸せを保ちながら、不倫相手とも刺激的な時間をすごすという虫のいいことを考えているかもしれません。
しかし、ばれたら一巻の終わりであることを、リアルに一度は想像してみたらいいでしょう。
社会的に信頼を失い、軽蔑される
職場や親・親戚関係、子供の学校関係、友人、知人などの信頼を全て失う可能性があります。
浮気された配偶者や不倫相手が逆上し、勤務先にばらされる可能性もあります。
「人の口に戸は立てられぬ」ということは、肝に銘じておきましょう。
わずかに理解を示してくれる人がいたとしても、大半には白い目で見られるでしょう。
理解を示してくれる人がいても、表向きには理解を示せないでしょう。
配偶者を裏切った人として、それ以外の部分できっちりしていたとしても、信用に値しない人だと思われる場合があります。
おろかな人間だと人に軽蔑されるでしょう。
特に既婚女性には、極度に不倫や浮気を許せないという感情を持っている人もいるので、冷たい視線に耐えなければならないでしょう。
自分は遊びのつもりでも、相手が本気の場合がある
不倫相手に守るべきものがない場合や感情を止められなくなった場合は、こじれるのを覚悟しましょう。
自分はこのタイミングで別れたいと思っても、相手がそう感じているとは限りません。
当初は「あなたの家庭を壊すつもりはない」などと物分りのいいことを言っていたとしても、それが本心かはわかりません。
暴走する不倫相手の場合もありますので、そのリスクは想像しておきましょう。
ちょっと前までは、刺激的で楽しい不倫関係だったとしても、一気に状況が変わる場合があります。
不倫相手が粘着質なタイプだった場合、思わぬトラブルにあいかねません。
ストーカー行為に転じたり、最悪の場合殺人に至る場合も。
他人の気持ちは、完全に理解することはできません。
軽く扱うと、大変な目に合う場合があることも忘れずに。
[originalsc]まとめ
ざっと思いつくだけでも、これらのことが挙げられますが、それでも不倫・浮気をしますか?
きっと現実になると、これ以上に沢山のことが起こるでしょう。
私は法律家ではないので、想像しうることをあげてみたのですが、私には、耐えられません。
ダメージは大きいし、面倒くさいし、自ら望んでする気は決して起こりません。
これを読んで、不倫や浮気を回避できる人がいればいいのですが。
もし、今していてやめようと思い立った場合、決して配偶者には伝えず、きれいに終わらせましょう。
普通の人間なら、罪悪感があると思いますが、それを一生感じて生きるのは、不倫した当人であるべきです。
もしまだばれていないのなら、上手に清算し、今後配偶者や家族を決して裏切らないという覚悟をもって戻りましょう。
私は、妻の立場として、知らなければ家庭は継続できると思います。
知らないのですから。
ただ、一度知ってしまうと、無理だと思います。
『あなたには帰る家がある』3話で、真弓さんも言っていました。
「99%クロって思ってたけど、わかってたけど、それでも信じたかったんだよ」って。
ほんとこの心境です。
私は、99%クロだと無理ですが、嘘をつき通せないなら浮気はやめてほしいですね。
ばれた時点で、家族が崩壊してもいいからやったんだと認識します。
今浮気している人は、上記のことをぜひリアルに想像してみてくださいね。
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