私は、もともとアレルギー性鼻炎を持っています。
検査等はしたことがないのですが、血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)もあるのではと感じています。
温かい部屋から寒い部屋へ移動した場合や、浴室から洗面所に出た時など、寒い時期は必ずと言っていいほどくしゃみを連発します。
もともと、鼻炎を持っていたためそういうことが日常で、それと無理やりつきあっているような状況でした。
上手に付き合っているとは、言い難いです。
急性鼻炎になると体力は使うし、脳は働かなくなり集中力が低下して、散々です。
特に、子供が保育園に行くようになって2年程は、子供がよくかぜをもらってきてはうつされを繰り返していました。
そういうことも日常になっていたので、ある時、風邪がなかなか治らず、常に鼻はぐずぐず、せきと黄緑色のたんが毎日のように出るようになりました。
風邪をひいて約2週間程の事でした。
「なんかおかしいな? 風邪をこじらせて、肺炎にでもなったのかな?」
肺炎の事は、よく知りません。
肺炎がせき込むイメージだったので、そろそろ一度病院に行かないとまずいかもと思った矢先に、激しい顔の痛みと歯痛、耳の違和感を感じました。
風邪をこじらせた先に、こんな病気になってしまうとは知らなかったのです。
それが、急性副鼻腔炎でした。
急性副鼻腔炎の治療方法や投薬について
急性副鼻腔炎の治療は、基本的に抗生剤等の投薬治療です。
私の場合、投薬の内容は、以下の通りでした。
2016年4月 1回目の受診(各4日分)
・クラリシッド錠200mg 1日2回朝夕食後 1錠×2
・カルボシステイン上250mg「トーワ」(先発薬ムコダイン錠200mg)
1日3回毎食後 2錠×3
・タリオンOD錠10mg 1日2回朝夕食後 1錠×2
顔などの痛みは残り、治りきらなかったので、再度受診しました。
2回目の受診(各4日分)
・セフジトレンビボキシル錠100mg「日医工」 1日3回毎食後 1錠×3
(先発薬メイアクトMS錠100mg)
・カルボシステイン上250mg「トーワ」(先発薬ムコダイン錠200mg)
1日3回毎食後 2錠×3
・タリオンOD錠10mg 1日2回朝夕食後 1錠×2
・カロナール錠200 疼痛時 1錠×5
これでも、治りきらず、再度受診しました。
3日目の受診(GWを挟んだため、一部は10日分)
・セフジトレンビボキシル錠100mg「日医工」
1日3回毎食後 1錠×3 を3日分(先発薬メイアクトMS錠100mg)
・カルボシステイン上250mg「トーワ」(先発薬ムコダイン錠200mg)
1日3回毎食後 2錠×3 を10日分
・タリオンOD錠10mg 1日2回朝夕食後 1錠×2 を10日分
・カロナール錠200 疼痛時 1錠×5
連休最初で抗生剤が切れてしまい、すっきり治った感覚がなく再度受診。
4日目の受診(3日分)
・セフジトレンビボキシル錠100mg「日医工」
1日3回毎食後 1錠×3 を3日分(先発薬メイアクトMS錠100mg)
少しすっきりしない感じはあったのですが、ほとんど良くなったと感じたので様子を見てみることにしました。
次第に、通常の状態に戻り、ここで治療は終了になりました。
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副鼻腔炎の症状ってどんなもの?
せきや鼻づまりや鼻水などのかぜ症状が、最初に見られます。
この時点ですっきり治しておくことができれば、普通のかぜだと思います。
私はこの状態で、熱もないし病院行くほどではないかとしばらく放置していました。
こんなひどい目に合うとは、想像さえもしていなかったです。
しばらくして、普通のかぜじゃない黄緑色のたんが出るようになりました。
これは、副鼻腔にたまった「うみ」だそうです。
あらあら、本格的にかぜを引いたのかなと思いましたが、相変わらず熱も出ていないので、放置しました。
自分の中で、高熱がでないのなら、病院を受診しなくてもいいだろうと思っていました。
忙しかったので、特に意識をせず放置していました。
せきと黄緑のたんと鼻のグズグズがしばらく続き、常態化してきたころ、せきが出るのが気になり、肺炎の可能性を考え始めました。
そうしていた矢先、左顔面が痛くなりました。
左目の周りと歯の痛み、それに伴う頭痛、耳が聞こえづらくなったような閉塞感が急にきました。
尋常じゃない痛みで、疑う余地が無いくらいおかしい状態でした。
当時は、副鼻腔炎を意識したことが無かったので、「顔が痛い」とかそういうキーワードで検索しまくりました。
割とすぐに、副鼻腔炎にたどりつきました。
しんどくて寝込むような状態で、外出などしたくない状況でしたが、翌日近隣の耳鼻科が定休日だったため、あわてて受診しました。
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副鼻腔炎って何?
<どんな病気か>
ヒトの鼻の構造は、息を吸ったり吐いたりする鼻腔と、鼻腔に隣接する副鼻腔からなっています。鼻腔と副鼻腔は自然口という小さな穴で連絡しています。
副鼻腔には、上顎洞じょうがくどう(頬の奥)、篩骨洞しこつどう(眼の内側)、前頭洞ぜんとうどう(眼の上)、蝶形骨洞ちょうけいこつどう(篩骨洞の奥)があり、これらの副鼻腔に急性の炎症が起こることを急性副鼻腔炎といいます。
かぜに引き続いて細菌感染が副鼻腔に起こり発症します。細菌が副鼻腔で繁殖し、急性の炎症を起こし、結果として副鼻腔内にうみがたまります。
出典:Yahoo!ヘルスケア
その後の様子
実は、今年2017年6月にも、風邪症状と黄緑色のたんが出始めたため、すぐに受診しました。
今回の抗生剤は、セフジトレンビボキシル錠(メイアクト)3日→セフジトレンビボキシル錠(メイアクト)3日→トスフロキサシントシル酸塩錠150mg「サンド」(オゼックス錠)3日で終了でした。
メイアクトが効きにくくなったのか、今回は、オゼックスが出てきました。
そして、2017年12月、また風邪をひきました。
急にのどが痛くなり、受診時には、のどの痛みと鼻水・鼻づまり、黄緑色のたんの症状でした。
今回は、いつもと違ってのどの痛みが主訴だったのですが、たんも出始めたので、副鼻腔炎になるのを恐れて早めに受診しました。
今回の抗生剤も、トスフロキサシントシル酸塩(オゼックス)でした。
受診後の夜に38.5度以上の発熱もありました。
一度副鼻腔炎を経験してしまうと、ウィルス性の風邪でも副鼻腔炎を恐れて、抗生剤の治療が入ることになってしまいます。
治すためには必要なことなのですが、耐性菌等のことも考えると、続くと不安になります。
しかし、子供が風邪をもらってくるので、なかなか難しい問題です。
3歳になってだいぶ病気をしなくなってきたのですが、成長につれて丈夫になるのを待つしかないかなと思います。
大人の抗生剤について調べていたら、以下の小児科医のブログを見つけ、少し安心しました。
大人は別 Skywalker 院長のブログ
https://ameblo.jp/tadashikjp/entry-12121975414.html
私自身も、アレルギー性鼻炎を悪化させないようにしないといけないのですが、寒暖差があると本当に難しいです。
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副鼻腔炎にならないために注意すること
私のようにアレルギー性鼻炎を持っていたり、花粉症など鼻の疾患を持っている場合は、鼻水や鼻づまりの症状が習慣化しやすく、副鼻腔炎を併発したり、慢性化しやすいそうです。
その前提を意識して、おかしいと思ったら早めに受診する方がいいです。
副鼻腔炎の痛みは、投薬後1日や2日では消えないので、仕事や日常生活に相当影響がでます。
一度経験をすると、たぶん自発的に早めに受診しようと思うようになるとは思いますが。
家でできることは、以下のようなことです。
・鼻づまりが起きないように注意
・健康的な体を維持する
・鼻をかんで常にキレイにしておこう
まとめ
以上、副鼻腔炎についてや抗生剤を使用した治療方法などについての体験記でした。
今のように寒い季節になってくると、インフルエンザが流行ったり体調を崩しやすくなってくるので、上手に乗り切りたいところです。
私のように一度副鼻腔炎になってしまうと、今後ずっとそれを意識した治療をすることになってしまいますので、なる前に予防することを強くお勧めします。