うさぎを飼うための月々や年間の費用は?7年半飼っていた私の体験談

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ホーランドロップのシフォン

「こんにちは、私は、ホーランドロップのシフォンです!」
「どうですか?可愛いでしょう!」

このうさぎは私が7年半飼っていて、とても悲しいことに、先日天国に行ってしまった愛兎のシフォンです。

本当に可愛くて、愛らしい女の子のうさぎでした。

7年半毎日一緒にいましたので、とても悲しくペットロスにもなりそうですが、同時に、正直なところ、ホッとしてしまった自分もいるのです。

なぜ、ホッとしたのかというと、飼う前に想像していたよりも、飼育のための費用がかかってしまったということが1番の理由です。

あと、最後の2ヶ月間の介護も、思っていたよりも、時間が取られてしまい大変でした

もし、これから、うさぎを飼おうかどうか迷っている人には参考になると思いますので、よければご覧ください。

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初心者は、うさぎの飼い方を知る前に、まずは費用を知りましょう。

私のうさぎを飼っていた経験からお伝えする、うさぎを飼う時の費用としては、最初の一時的にかかる費用日常的にかかる費用があります。

【最初の一時的な費用】
(1)子うさぎの購入費用
(2)ケージ、えさ箱、トイレなどの備品購入費用

【日常的な費用(ランニングコスト)】
(1)えさ代(牧草、ペレット)
(2)室温調節のための空調費用(エアコン代など)
(3)病気した時の動物病院代
(4)ペットシーツなどの消耗品代
(5)帰省や旅行の時のうさぎ専用ホテル代

まず、一時的な費用からお話しますが、これは最初に飼う時だけの費用ですし、当然必要なの費用ですので、それ程、経済的な負担を感じることはありませんでした。

私の場合、うさぎを購入した時の最初の費用は、7万円程でした。

うさぎを飼うための費用
※形見になっているキャリーバッグ、ハーネス、ペレット容器、爪切り、未開封の牧草

子うさぎの購入費用…50,000円

私は、2010年3月に、うさぎ専門店で、血統証付きのホーランドロップの子うさぎを50,000円で購入しました。

インターネットで、希望の毛色の子うさぎが見つかったので、車で片道3時間かかりましたが、うさぎ専門店で購入しました。

街のペットショップだと、半額程度で購入することもできましたが、飼い方もきちんと教えてもらえると思って、専門店で購入しました。

ケージ、えさ箱、トイレなどの備品代…20,000円程

子うさぎを我が家に迎え入れる前に、室内用のケージ(うさぎの家)とえさ箱、トイレ、水ボトル、爪切り、おもちゃなどを購入しました。

しばらくしてから、お出かけ用のキャリーバッグ、ハーネスなども購入しました。

これら全て合わせても、インターネット通販を利用すれば、20,000円程で購入できます。

最初の一時的な費用(7万円程)のまとめ

私の場合、うさぎを飼い始めた時の最初の一時的な費用は、7万円程でしたが、犬や猫に比べると、比較的安く感じるかもしれません。

実際、私がうさぎを購入することを決めた時も、予算的には、それ程高いとは思いませんでした。

ただ、これは、あくまで一時的な費用だったということに、しばらくしてから気づきました。

この後、想像していた以上に、日常的な費用がかかることが分かりましたので、それを次にお話したいと思います。

うさぎを飼うと、日常的な費用が思っていた以上にかかります。

えさ代(牧草、ペレットなど)…毎月3,000円程

うさぎの主食は、乾燥した牧草と、栄養分を取るためのペレットです。

牧草やペレットは、安いものから高いものまであるため、えさ代は人によって多少違うと思いますが、私は標準より少し高いものを選んで与えていました。

このエサ代については、想像していた通りくらいでしたので、特に費用面での負担を感じることはありませんでした。

室温維持のためのエアコン代など…年間9万円程

室温調節用エアコン

この室温維持のために必要なエアコン代などの費用が、想像以上にかかる費用の1つでした。

うさぎを飼う前は知らなかったのですが、実は、うさぎは、人間や犬、猫のように、発汗による体温調節ができない生き物なのです。

そのため、うさぎのいる所は、常に一定の室温、一般的には18℃~24℃くらいに保っておかないといけないのです。

うさぎを飼ったことが無い人は、これを知らない人が多いと思います。

 

野生や外で飼うウサギであれば、もう少し寒暖に対する耐性があるのかもしれませんが、ペット用のうさぎの場合、一定の室温を維持する必要があります。

もし、これよりも寒過ぎたり、暑過ぎたりすると、体調を崩して病気になったり、場合によっては、死んでしまうこともあります。

私の飼っていたうさぎの場合、最適な室温はもう少し高く、20℃~26℃くらいだったのですが、この室温を夏や冬に維持するのは大変でした。

居住環境や電気器具にもよるので、人それぞれ違うと思いますが、この室温を維持するためのエアコンやオイルヒーター代などが、結構かかります。

多い時期には、これらのエアコン代などが、うさぎのための室温調節費用だけで、1ヶ月に、1万円~1万5千円くらいはかかっていました。

 

それならば、春や秋は、その費用は必要無いと思いがちですが、朝晩の寒暖差や近頃の異常気象などの影響もあり、実際はそうではありませんでした。

まず、暖房であれば、10月下旬頃~4月の上旬頃まで付けていましたし、冷房も、6月下旬頃~9月下旬頃まで付けていました。

春秋頃の日や時間帯によっては、エアコンをオフにしてもいい時も少しありましたが、調整が面倒なため、結局、ほとんど付けっ放しの状態でした。

1年間のうち、おおよそ3分の2くらいの間はエアコンを付けていたので、トータルで、年間9万円前後の費用がかかりました。

病気した時の動物病院代…年間3万円~12万円程

動物病院レシート
※今年の動物病院の治療代のレシート(一部)と、3年前の大病後の血液検査用紙

この動物病院での治療費も、想定範囲外の費用でした。

特に、うさぎを飼い始めた半年くらい何事もなかったのですが、初めての冬場に、うっ滞(うったい)と斜頸(しゃけい)という病気に同時になりました。

まず、うっ滞という病気は、何らかのストレスなどにより、胃腸の調子が悪くなり、急にエサを食べなくなる病気です。

我が家のうさぎの場合、急に寒くなったことが、ストレスの原因でした。

同時に、免疫力が落ちたことによる細菌感染が原因で、からだ全体が斜めに傾き目が回り、まっすぐ立てなくなる斜頸という病気にもなりました。

 

うさぎの場合、人間や犬、猫などとは違って、1日~2日ほど飲まず食わずでいると死んでしまうので、あわてて病院に連れて行きました。

まだ、若かったことや動物病院の適切な治療のおかげで、1ヶ月半ほどの通院で、ほとんど完治しましたが、斜頸の後遺症がわずかに残りました。

後遺症は、ほとんどよく見ないと分からないくらいの感じだったので一安心しましたが、結局、その時の複数回の治療費が4万円くらいかかりました

その後も、季節の変わり目などに、同じようなうっ滞の病気や、一時的に斜頸の症状が出てしまったりを繰り返し、その度ごとに治療費がかかりました。

できるだけ室温調節には気を付けていたのですが、急な天候・気温の変化やちょっとした油断により、他の病気と合わせ、年に3~4回程は病気になりました。

特に、飼っていたうさぎが4歳の時の夏には、今度は冷房が効き過ぎてしまい、いつものうっ滞、斜頸に加えて、溶血という病気になりました。

その時の溶血は、免疫力低下によってできた毒素が原因と思われる血液の病気で、治る可能性は5分5分と動物病院の先生にも言われました。

お盆の時期の約1週間、ほぼ毎日、先生の適切な治療と検査により、病気は治ったのですが、この時は全部で治療費が、7万円程かかりました

その大病の後にも、しばらく通院しましたし、その年は、それ以外の病気にもかかっていたので、全部で年間12万円くらいは治療費がかかりました

その後は、さすがに治療代がもったいないと感じ、できる限り室温調整に気をつけたこともあり、5~6歳の時は、年間3万円~4万円程で済みました。

ちょっとしたうっ滞になった時は、自分でうさぎのお腹をマッサージしたり、りんごジュースをあげたりして、胃腸の働きを良くして治す術も見つけました。

ただ、7歳を過ぎた頃に、今度は膿瘍(のうよう)という病気になり、治療の選択肢の1つとして、5万円程かかる手術を提案されました

膿瘍という病気は、人間で言えば、膿が体の一部に溜まる大きいオデキのような病気で、私が飼っていたうさぎは、耳の付け根部分にできました。

ただ人間であれば、そのおできの中の膿を一旦外に出せば自然と治るのですが、うさぎの場合、再発することも多く、根治するには摘出手術が必要でした。

その少し前にも、いつものうっ滞や目の病気などで複数回通院し、全部で3万円近い治療費を払っていたこともあり、年齢も考慮して手術は回避しました。

結局、その膿瘍自体は症状が悪化しませんでしたが、その半年後、今度は除湿の効きすぎが原因で、いつものうっ滞や斜頸が悪化しました。

その時も3回程通院はしましたが、年齢が高齢ということもあってか、今回は回復することも無く、そのまま寝たきりの介護状態になりました。

寝たきりでも、最初の頃は、補助をすれば牧草やペレットもしっかりと食べていたのですが、次第に状態が悪くなり、2ヶ月後に天国に旅立ちました。

とても悲しいことではありましたが、経済的な負担を考えると、少しホッとした自分もいました。

 

また、最後の2ヶ月間のうさぎの介護期間は、エサを食べさせる補助や体についた糞尿の汚れ取りなどが大変で、思っていた以上に手間と労力がかかりました。

もう病院に行くことは無かったですが、ただ、最後にうさぎが息を引き取るまで、夫婦2人で面倒を見てあげることができたのは、良かったと思っています。

まとめますと、私の場合、うさぎの動物病院の治療費は、1つの病気で2~3回通院して合計2万円程かかり、それが1年間で平均3~4回程あるような状況でした。

また、その年に大病するかしないかによっても変わりますが、1年間で、治療費が少ない年で3万円くらい、多い年で12万円くらいかかりました

ペットシーツなどの消耗品代…月1,000円程

うさぎのトイレに欠かせない用品がペットシーツです。

トイレに敷くペットシーツと、ケージの底全体に敷くペットシーツの2種類が必要で、うさぎ専用の用品もありますが、安価な犬用のものを使っていました。

基本的に毎日1回取り替えますので、近くのホームセンターなどで、それなりに枚数が多くて安いものをかっていたため、月に1,000円程で済みました。

帰省や旅行した時のペットホテル代…年間7,500円程

私達が帰省した時や旅行した時は、うさぎを一緒に連れて行くわけにはいかないので、うさぎ専門店のペットホテルに預けていました。

近くに親戚もいるので、預けることはできたのですが、これまでのお話の通り、うさぎはとてもデリケートな生き物なので安易に預けることはしませんでした。

預けた後に何かあったら、お互いにとって大変ですので、遠出の時は、いつも近くのうさぎ専門店のペットホテル(1泊2日1,500円)に預けていました。

1年間のうち、全部で5泊くらいは預けていたので、年間7,500円程はペットホテル代がかかりました。

私の場合、日常的な費用は、年間17万円~27万円程でした。

これまでの話をまとめると、あくまで私のケースの場合ですが、うさぎを飼った時の年間の費用は、少ない年で17万円程、多い年で27万円程でした

結局、その年の動物病院代の治療費の多い少ないによって、1年間で使う費用が違ってきますが、おおよそ毎年20万円程はかかっていました

この金額を多いか少ないかと考えるのは、人それぞれの価値観や経済力の有る無しによっても違うと思いますが、私には想像していたよりも大きい負担でした。

お花見とシフォン
※題名「桜とシフォン」…お花見に行った時のシフォンの写真です

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