先日、目から入った紫外線で肌が焼けるという情報を目にして、とても驚きました。
まだ動物実験の段階だとはいいますが、人間で実証されるのも時間の問題かもしれません。
私は、室内にいることが多いこともあり、目の紫外線対策は全くというほど意識していませんでした。
日焼け止めやアームカバーなどで対策をしていても、目から入った紫外線で日焼けを起こす可能性があるとは…。
その仕組みはどうなのかや、目の紫外線対策としてのサングラスについてまとめました。
目から紫外線が入ると、全身が「日焼け」する!?
2018年5月29日放送、MBSテレビの「教えてもらう前と後」で「光老化」の特集をしていました。
その番組の最後に、皮膚科医の友利新先生が以下のようにコメントしていました。
動物(マウス)実験の段階ですが、目から紫外線が入ったときに、脳が、これから紫外線がもっと入るに違いない(と判断します)。
そうしたら全身に当たる可能性があるので、それをブロックしようといって、メラニンを出しましょうというホルモンを分泌してしまいます。
そうすると、紫外線が当たってない場所でもメラニンの活性が起こって、日焼け・要は色が黒くなってしまうということが動物実験では、わかっています。
人間ではまだ実証はされていませんが、マウスでされているということは、限りなく可能性は高いんじゃないかといわれています。
顔や腕など他のパーツでどんなに日焼けしないようにしても、目から入る紫外線を阻止しなかったら、効果が薄れる可能性があるのですね。
紫外線って、どんだけ強烈な存在なんだとびっくりします。
特に、オゾン層の破壊によって到達する紫外線の量が増えているので、昔のような認識ではいけないんだろうと思います。
新しい知識を取り入れて、紫外線対策をしていく必要がありますね。
目の紫外線対策になるサングラスの選び方
光老化を防ぐための紫外線対策で、日傘の他に必要なグッズとして紹介されたのが、サングラスでした。
そのサングラスも、選び方を間違えると逆効果。
サングラスを選ぶ時のポイントを、皮膚科医の友利新先生が教えてくれました。
- 大きさ…顔をしっかり覆うように大きめのサイズ
- 色…レンズの色が薄いもの
紫外線対策に適しているサングラスのは、色の薄いサングラス。
色の濃いレンズのほうが、紫外線をカットするように思えるが、実はこれ、間違い!
サングラスのレンズの濃淡による紫外線カットの実験
室内で、紫外線ブラックライトを当てて実験します。
まずは、色の濃いレンズ。
どれだけ、紫外線をカットするのか?
500マイクロワット(μw/cm2)→0.7マイクロワット(μw/cm2)
⇒ 紫外線99.9%カット
続いて、色の薄いレンズ。
500マイクロワット(μw/cm2)→0.7マイクロワット(μw/cm2)
⇒ 紫外線99.9%カット
全く差はみられませんでした。
[originalsc]どうして色の薄いサングラスがいいの?
実験のように、全く差はみられなかったのに、どうして色の薄いサングラスがいいのでしょうか?
それは…
瞳孔は目の中に入る光の量を調節する機能を持ちます。
暗くなると、光を入れようと瞳孔が開きます。
実は、濃いサングラスをかけた時にも、これとおなじ現象が起こっています。
視野が暗くなる→瞳孔が開く
大きく瞳孔が開くため、顔とレンズの隙間から差し込む紫外線が、目の中に入りやすくなるのです。
これが、角膜の炎症や白内障などのひきがねになるといいます。
そのため、瞳孔の開きを抑えられる色の薄いサングラスがおすすめなんです。
おすすめは偏光サングラス!
UVカット加工だけでなく、反射光をカットしギラツキを抑えて視界を見えやすくする機能を持った偏光レンズ採用のものがおすすめです。
調光偏光サングラス
太陽光の量によりレンズの色を調節する調光機能がついています。
ブラウンでしたら、薄いブラウンから濃いブラウンに変化します。
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メガネの上からかけられる偏光サングラス
普通のサングラスには度が入っていないので、目の悪い人には日常使いしづらいですよね。
そういった人用に、普段のメガネの上からかけられるものもあります。
子供用偏光サングラス
子供用もあります。
子供は外遊びが好きで、紫外線の影響を受けやすいので、ぜひ習慣づけたいですね。
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まとめ
目から入った紫外線の影響やサングラスでの紫外線対策についてでした。
適切な対策をすれば、浴びてしまう紫外線量は減らせます。
ぜひ、子供も一緒に対策してくださいね!