年末が近づくと、日本中の家々で新年を迎える準備が始まりますが、特に目立つのは、玄関ドアなどに取り付けられる、正月飾りのしめ縄の飾り付けです。
各家々の玄関に次々と現れる緑豊かなしめ縄が、年神様をお迎えする神聖な場所へと変えていきます。
そんなしめ縄ですが、そもそもどこで買うものなのでしょうか?
もちろん、年末に近づけば、近所のスーパーやホームセンターの店頭・催事場などで売られているのを頻繁に見かけますが、他にはどういった場所で売られているのでしょうか。
そこで今回は、しめ縄をどこで買うのか、販売店や売ってる場所などに関連して、次のような点を調べてまとめましたので、ご覧ください。
しめ縄をどこで買う?販売店や売ってる場所
しめ縄をどこで買うのか?
思いつく限り、しめ縄の販売店や売ってる場所を書き出すと、以下の通りとなります。
- スーパー
- ホームセンター
- 100均ショップ
- インテリアショップ
- 雑貨屋・バラエティーショップ
- 専門店(縄屋等)
- 大手小売店・ショッピングセンター(イオン・イトーヨーカドー等)
- 百貨店
- 商店街・個人商店・ワークショップ
- 生花店・フラワーショップ
- 神社
- 歳の市
- インターネット通販(楽天・アマゾン等の大手ECサイト)
- インターネット通販(大手ECサイト以外のネット通販店)
- インターネット通販(ヤフオク・メルカリ等)
- インターネット通販(minne・creemaなど)
- ディスカウントストア(一部店舗)
- コンビニ(一部店舗)
- ドラッグストア(一部店舗)
- 家電量販店・電気屋(一部店舗)
- 露店・屋台・フリーマーケット(神社近辺等一部店舗)
以上ですが、やはり、しめ縄が売られている一般的な場所は、スーパーやホームセンター、ショッピングセンター、雑貨店などでしょう。
特に12月に入ると、それらの店頭や催事場などで、見かけることが多くなりますね。
また、本物志向のしめ縄が欲しいなら、それらを販売している縄屋などの専門店や神社、歳の市、さらには、生花店やフラワーショップなどで購入するのもいいでしょう。
一方、安価な物で良いと考えるなら、ダイソーやセリア、キャンドゥといった100均ショップで購入するのも一つの方法です。
そして、外出して購入するのが手間だったり、普段からネットショッピングを利用している人なら、楽天市場やAmazonなどのECサイトで購入するのもいいでしょう。
いずれにしろ、しめ縄はあらゆるところで販売されていますので、色々な選択肢の中から気に入った物を購入するといいですね。
しめ縄を買えるホームセンター
しめ縄は、11月~12月になれば、ある程度大きなホームセンターなら、ほとんどの店舗で販売されているでしょう。
具体的にネットで調べると、最大手のカインズやコメリ、コーナンなどで販売されていることが確認できますし、その他全国チェーンのホームセンターでも販売されています。
もし、気になる人は、以下のホームセンターの年間売上高上位20社の一覧表を見るなどて、近くに店舗があれば、そこに問い合わせてみると間違いないでしょう。
- カインズ(売上高4854億円、店舗数225、本社埼玉)
- DCMホールディングス(売上高4711億円、店舗数668、本社東京)
- コーナン商事(売上高4420億円、店舗数481、本社大阪)
- コメリ(売上高3857億円、店舗数1211、本社新潟)
- ナフコ(売上高2345億円、店舗数360、本社福岡)
- アークランドサカモト(売上高1784億円、店舗数約140、本社新潟)
- アレンザHD(売上高1574億円、店舗数275、本社福島)
- 島忠(売上高1535億円、店舗数60、本社埼玉)
- ジョイフル本田(売上高1324億円、店舗数21、本社茨城)
- バローHD(売上高1301億円、店舗数約157、本社岐阜)
- ケーヨー(売上高1134億円、店舗数168、本社千葉)
- PLANT(売上高961億円、店舗数25、本社福井)
- 綿半HD(売上高806億円、店舗数21、本社東京)
- スーパーバリュー(売上高797億円、店舗数34、本社埼玉)
- サンデー(売上高521億円、店舗数104、本社青森)
- ジュンテンドー(売上高481億円、店舗数127、本社島根)
- カンセキ(売上高415億円、店舗数75、本社栃木)
- エンチョー(売上高386億円、店舗数約25、本社静岡)
- ハンズマン(売上高340億円、店舗数11、本社宮崎)
- セキチュー(売上高325億円、店舗数46、本社群馬)
いずれにしろ、しめ縄は、多くのホームセンターの店舗で販売されており、特に、お正月が近づくと、店頭や催事売り場などで容易に見つけることができます。
しめ縄はどこで買う?インターネット編
これまで、しめ縄を買える場所等についてお話してきましたが、もちろん、インターネット通販でも購入することは可能です。
しめ縄をネットで売っているお店は沢山ありますが、大きく分けると、以下の3種類があります。
- 専門店のオンラインショップ
- 雑貨店等のオンラインショップ
- 楽天やアマゾンなど大手ECモール
では、それぞれについて、見てみましょう。
専門店のオンラインショップ
まずは、しめ縄を専門に扱っているオンラインショップです。
例えば「秀〆公式オンラインショップ」や「縄屋忠右衛門」「伊勢宮忠オンラインストア」などが、その一例です。
特に「縄屋忠右衛門」については、しめ縄一筋の職人が手作りしたしめ縄を販売していて、より本格的なしめ縄を買うことができます。
また「伊勢宮忠オンラインストア」では、伝統工芸品や神具を専門に扱うお店のオンラインショップで、これらのショップでは、高品質、かつ、伝統的なデザインのしめ縄を購入する事ができます。
これらのショップでは、しめ縄の多様な種類やデザインを提供しており、特定のニーズや伝統に合わせた商品が見つかる可能性が高いです。
少し値が張る物が多いですが、本物志向の人にとっては満足できるのではないでしょうか。
スーパーや雑貨店などのオンラインショップ
次に、スーパーやホームセンター、雑貨店などのオンラインショップで、しめ縄を取り扱っているケースです。
例えば「イトーヨーカドー」や「カインズ」「無印良品」などが、その一例です。
特に「イトーヨーカドー」のしめ縄は品揃えも多く、値段も千円台を中心に、お手頃価格で販売されています。
また「無印良品」のしめ縄は、無印らしいシンプルなデザインが特徴的で、値段も千円を切る価格の物が多く揃っています。
普段から、これらのオンラインショップで買い物をしている人にとっては、他の商品と一緒に購入してもいいかと思います。
楽天市場やAmazonなど大手ECモール
最後に、楽天市場やAmazon(アマゾン)などの大手ECモールで売られているしめ縄を見てみましょう。
楽天市場
楽天市場で販売されているしめ縄の特徴は、その多様性にあります。
例えば「お飾り屋さん」のようなショップでは、正月飾りやしめ縄、門松など、様々なお正月用品を扱っています。
これらの店舗では、伝統的なデザインから現代的なデザインまで、様々なスタイルのしめ縄を取り揃えており、幅広い選択肢から好みに合わせて選ぶことができます。
また、伊勢市にある歴史あるお店の「伊勢宮忠楽」では、自社のオンラインショップだけでなく「楽天市場店」でも、伊勢地方の伝統に基づいた様々なしめ縄が販売されています。
これらには、玄関用や神棚用のしめ縄、さらには特定の祈りや願いを象徴するデザインのしめ縄などが含まれていて、サイズも小さなものから大きなものまで幅広く、様々な用途に合わせて選ぶことができます。
多少値は張りますが、本格的なしめ縄が欲しい人に向いているでしょう。
また、楽天市場には、これら以外にも数多くの選択肢があり、各店舗ごとに独自の特色やデザインのしめ縄が売られていますので、希望のしめ縄の種類やスタイル、価格に合わせて、多様なオプションの中から選ぶことが可能です。
Amazon(アマゾン)
Amazonで販売されているしめ縄の特徴は、その多様性にあります。
安価な物から高級品まで、素材やサイズ、デザイン、装飾品の有無、手仕事かどうかなど、様々なしめ縄が販売されています。
簡素なしめ縄は、千円を切るような安価で購入できますが、伝統的な素材や複雑なデザイン、装飾品が豊富なものは、高価になることがあります。
Amazonにも、自社のオンラインショップだけでなく「Amazon店」として出店している専門店やインターネット通販店などもありますので、普段からAmazonで買い物している人などは利用するといいでしょう。
その他(ヤフーショッピング・メルカリ等)
楽天市場やAmazon以外にも、大手ECサイトの一角でもあるヤフーショッピングで、しめ縄を購入する事も可能です。
こちらでも楽天市場やAmazonと同様に、自社のオンラインショップだけでなく「ヤフーショッピング店」として出店している専門店やインターネット通販店などもありますので、普段からヤフーショッピングで買い物している人などは利用するといいでしょう。
また、ECサイトではありませんが、メルカリやヤフオクなどのオンラインマーケットプレイスでも、様々な種類のしめ縄が販売されています。
これらには、新品だけでなく、中古品や手作りのもの、また、伝統的なスタイルからモダンなデザインまで幅広い種類が含まれることがあります。
そして、販売されているしめ縄の種類や価格は、販売者や商品の状態によって異なりますなで、気になる商品を見つけた時は、販売者に質問したり、レビューなどを確認するといいでしょう。
しめ縄の種類
正月に飾るしめ縄は、日本の新年を迎える際に欠かせない伝統的な装飾品で、様々な形や種類が存在しますが、主なものは、以下の通りです。
- 丸結びしめ縄
- 玉飾り付きしめ縄
- 角結びしめ縄
- 五節句専用しめ縄
- 六芒星しめ縄
- 横長のしめ縄
では、それぞれについて、見てみましょう。
丸結びしめ縄
円形の結び目が特徴で「繰り返しの結び」とも呼ばれます。
家族の幸せや商売の繁栄を祈る意味があります。
玉飾り付きしめ縄
白い紙や布で作られた玉状の飾りが付いています。
清らかさを象徴し、神様のお迎えができる状態を意味します。
角結びしめ縄
角がある結び目で、一度結ぶと解けない「絶ち結び」の形をしています。
永遠の絆や家庭の円満を象徴しています。
五節句専用しめ縄
人日の節句や上巳の節句など、五節句に合わせた特別なデザインです。
各節句に敬意を表す特別な飾りが付けられます。
六芒星しめ縄
六角形の星形をしており、魔除けの役割があります。
家庭の安全を祈る際に使用されます。
横長のしめ縄
長方形や楕円形のデザインで、玄関や門によく掛けられます。
広範囲に神様の祝福を受けることを意味します。
以上ですが、これらのしめ縄は、新年の訪れを祝い、それぞれ異なる願いや意味を込めて飾られます。
地域や家庭によって選ばれる種類や飾り方は様々です。
しめ縄はいつから飾るのか
しめ縄をいつから飾るかについては、12月13日以降であれば、いつでも飾り始めてよいとされています。
この日は古くから「正月事始め」と呼ばれ、伝統的に新年の準備を開始する日とされています。
かつては、正月用の松やおせち料理の準備に使う薪を集める日でした。
この慣習から「松迎え」という言葉が生まれ、この日以降に家を清掃し、年神様を迎える準備をするのが一般的でした。
しかし、現代では、多くの家庭で大掃除を終え、家をきれいにした後の12月28日頃までに、しめ縄等の正月飾りを取り付けることが普通です。
例えば、玄関にクリスマスリースの装飾品などがある場合は、これを取り外してから、しめ縄を付けることが多く、これは通常、12月25日~27日の間に行われます。
そのため、最近では12月13日から新年の準備を始める家庭は減っています。
そして、正月飾りを取り付ける際「12月13日以降ならいつでも良い」と言いましたが、以下の日付は避けることが推奨されます。
- 12月29日…「二重苦」との縁起を避けるため。
- 12月31日…年神様への失礼とされる「一夜飾り」を避けるため。
このため、最遅でも、12月28日頃までに、しめ縄等の飾り付けを終わらせると良いでしょう。
特に、12月28日は縁起が良い「末広がり」の日とされていて、多くの人が、この日に飾り付けを行う習慣があります。
しめ縄はいつまで飾るのか
しめ縄は、玄関ドアなどにいつまで飾っておけばいいのか。
その答えは「松の内」の最後の日までというのが一般的です。
松の内とは、新年を祝う期間で、この間は神様が家々に滞在している期間と考えられています。
なお、松の内の始まりは1月1日ですが、終わりの日は地域によって異なり、主に、以下の二つのパターンがあります。
- 1月7日…北海道、東北、関東、中部、中国、九州地方など、多くの地域でこの日まで飾ります。
- 1月15日…特に、関西や四国地方では、この日まで飾る習慣があります。
現在は、1月7日までに片付けることが一般的になっていますが、関西や四国地方では、1月15日まで飾る習慣があります。
いずれにしろ、地域の慣習に従って飾りつけの期間を決める方が良いでしょう。
飾り終わった後は、近くの神社などで行われている「どんど焼き」などで飾りを焼いてもらって、神様をお送りしましょう。
しめ縄は玄関ドアのどこに飾るのか
正月飾りのしめ縄を玄関ドアのどこに飾るといいかは、以下のようなポイントを押さえておくと良いでしょう。
中央に配置
しめ縄は、通常、ドアの中央の上部、つまりドアの上枠の中心に掛けるのが一般的です。
これにより、飾りが目立ちやすく、美しいバランスが保たれます。
ドアのサイズに合わせる
しめ縄のサイズが、ドアの幅に適していることを確認してください。
大き過ぎたり小さ過ぎたりすると、見栄えが悪くなります。
視線の高さを考慮
しめ縄は、来訪者の目線の高さに近い位置に飾ると良いです。
これにより、訪れる人々が容易にその美しさを認識できます。
安定性を確保
しめ縄をしっかりと固定することが大切です。
落下しないように、しっかりとしたフックや釘を使用すると良いでしょう。
これらのポイントを踏まえて、しめ縄を飾ることで、玄関ドアの装飾が美しくなり、迎春の雰囲気を高めることができます。
しめ縄をどこで買う?ホームセンター等の販売店や売ってる場所|まとめ
今回は、しめ縄をどこで買うのか、販売店や売ってる場所などに関連して、次のような点を調べてまとめましたので、ご覧ください。
- しめ縄をどこで買う?販売店や売ってる場所
- しめ縄を買えるホームセンター
- しめ縄はどこで買う?インターネット編
- しめ縄の種類
- しめ縄はいつからいつまで飾るのか
- しめ縄は玄関ドアのどこに飾るのか
しめ縄は日本の伝統的な飾りで、新年を迎える際に家の玄関などに飾られますが、この飾りは様々な場所で購入することができます。
まず、ホームセンターやスーパー、雑貨店では実店舗で購入することが可能ですし、インターネットを利用して専門店のオンラインショップや大手ECモール(楽天市場、Amazon、ヤフーショッピング、メルカリなど)からも購入できます。
また、しめ縄には様々な種類があります。
代表的なものには、丸結びしめ縄、玉飾り付きしめ縄、角結びしめ縄、五節句専用しめ縄、六芒星しめ縄、横長のしめ縄などがあり、それぞれ特徴的な意味やデザインを持っています。
そして、しめ縄を飾る時期については、年末の12月13日以降ならいつでも構いませんが、一般的には年末のクリスマス明け後から飾る家庭が多いです。
さらに、しめ縄をいつまで飾るかについては地域や家庭によって異なりますが、関東や東北地方などは1月7日まで、一方、関西や四国地方では小正月(1月15日)まで飾ることが多いです。
なお、しめ縄を玄関に飾る際は、玄関ドアの中央に配置するのが一般的で、ドアのサイズに合わせてサイズを選びます。
視線の高さを考慮して、来訪者が自然に目に入るようにすることも重要です。さらに、安定性を確保するために、しっかりと取り付けることが必要です。
こういったように、しめ縄を購入する場所や種類、飾る時期や方法には様々な選択肢があり、日本の伝統として受け継がれている文化の一部となっています。