前回の記事に続き、酒さ様皮膚炎の自己流の治療に関しての記録です。
以下の記事の続きになります。
⇒酒さ様皮膚炎になった経緯。顔の脱ステロイドを始める前の症状。
⇒酒さ様皮膚炎の治し方。顔の脱ステロイドでほぼ完治!
治療薬(過酸化ベンゾイル・メトロニダゾール)の情報も。
酒さ様皮膚炎の治療について
皮むけの保湿にユースキンAを使用
私の場合、左右の口角の上や横の辺りのカサカサが、最後まで治りきらなくて気になりました。
炎症は治っているので、保湿剤のような意味合いで、ハンドクリームのユースキンAを塗ってみました。
以前、ユースキンAを顔に塗る美容法を試したことがあり、しっとりしていい感じだったのです。
それからメイクを試してみたら、カサカサが目立たず、長時間でなければ、割と見られる仕上がりになりました。
本当は、ヒルドイドなどの保湿剤の方が良いのかもしれませんが、結果的に短い期間だったのでこれで間に合いました。
ただ、炎症を起こしているときは、使わないようにしてください。
私は、治療を始めて35日目くらいの、ほとんど完治している状況での使用でした。
セラミドを補給
保湿にセラミドがいいという情報をみたので、治療35日目くらいの頃に試してみました。
アイハーブ(iHerb)で買った「アンネマリーボーリンド セラミドバイタルフルイッド」が手元にあったので、使ってみることに。
AnneMarie Borlind, セラミド・バイタル・フルード, 1.69 液量オンス (50 ml)
ここ数年、冬場の乾燥が目立ち、口の周りがカサカサでした。
アラフォー世代は、セラミドをとった方がいいと聞いて、時々使っていたものです。
効果があるのは分かっていたのですが、通常とは違うので、刺激や肌トラブルを起こさないか慎重に使ってみました。
治療中は極力不要な物はつけないようにしていたので、久々のお手入れにしっとり感を感じました。
特にトラブルもなく、今も時々使っています。
サプリメントや生活習慣の改善
普段から飲んでいるサプリメントですが、それらも通常通り摂取しました。
マルチビタミン&ミネラルやビタミンC、ビオチン、アスタキサンチン、DHA・EPA、還元型コエンザイムQ10などです。
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あとは、アルコールやカフェインをやめたり、睡眠時間をとるようにする…などです。
私の場合、コーヒーが毎日の習慣になっていて辛かったので、カフェインレスコーヒーに切り替えました。
アイハーブのデカフェティーをとるようにしたり、気分転換の工夫もしました。
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治療中に感じた辛かったこと
親戚の集まりや外出が苦痛。
ちょうど年末年始の期間にあたってしまったこともあり、親戚の集まりに行くのが気がすすみませんでした。
今では、兄弟の配偶者もいるので、親兄弟だけならまだしも、お嫁さんと顔を合わすのが気も遣わせるし、嫌だなと思いました。
お嫁さんは無神経なタイプではないしいい子なのですが、こちらの見られたくないと思う気持ちが強かったです。
特に、こういうイベントって食事があるので、マスクを付けっぱなしというわけにもいかないんですよね。
一番炎症のひどい時で、夫や親兄弟以外誰にもみられたくなく、伏し目がちになりました。
外出もしたくないし、初詣のときに写真も撮りたくないし、精神的には内にこもる感じでした。
治る目処もたっていない一番不安なときだったので、しんどかったです。
美容院や外食もままならない。
上記のような感じなので、外食もできません。
外食は我慢すればいいだけなのでまだ良いのですが、美容院にいけないのは困りました。
美容院もマスクをつけたままというわけにはいかないですよね。
脱ステロイドをされる予定の方は、する前に美容院に行っておいた方がいいと思います。
私は思ったより早く治すことが出来たので、治って早々美容院に行きました。
もしあと数ヶ月治療にかかったとしても、たぶん髪が乱れようがまとめたり何とかして美容院は避けていたと思います。
それぐらい人に接したくなくなります。
あと顔がこの状態なので、正直おしゃれなどの意識も相当下がります。
何をやっても顔がマスクなので、気持ちがなげやりになりました。
まぁ、もともと子供が出来てからおしゃれ感度は下がり気味だったのですが、本当にどうでもよくなってしまいました。
マスクを外せるようになって、やっと普通に戻ってきましたが、精神的にも少し病んでいたと思います。
現在の状況
治療の一区切りとなった2018年2月初旬から、約2週間が経とうとしています。
現在はほとんど赤みもなくなりましたが、あともう一息かなと思い、ロザジェルは塗っています。
また、ちょっとした湿疹やできものが出来たときも、ロザジェルを使用しています。
この40日ほどの使用ですが、私の場合は、30gを1本使い切りませんでした。
メトロニダゾールの塗り薬の場合、調べたところではあまり副作用も見られませんでした。
治るにつれ使用を減らしながら、湿疹などのときに一時的に使う方法に切り替える予定です。
ステロイドと違って、連用に対してそこまで神経質にならなくてもよさそうなので、個人的には、常備薬としてもっていたら、精神的にも安心かなと思っています。
過酸化ベンゾイルの石鹸も、しばらく2~3日おきで使っていこうと思っています。
ピーリング作用もあるので、肌の状態を見ながら、使用をとめたり加減をして使っていきます。
まだ治ったばかりで、皮膚のトラブルに対しての恐怖心があります。
そのため、一気に全部やめるのが精神的に怖いので、徐々にならして減らしていこうと思っています。
まとめ
この体験談をまとめるにあたり、自分の治療のときより慎重に調べました。
たまたま、私にはこの治療が合ったのですが、やはりリスクを最大限に意識したとき、慎重に行ったほうがいい治療だなと改めて感じました。
ですので、おすすめはしません。
時間や環境が許すなら、医師のもとで治療した方がいいと思います。
私の症状より重い場合は、脱ステロイドより減ステロイドを医師の指示のもとに行った方がいい場合もあると思います。
また、酒さ様皮膚炎を経験してから、別の視点で感じることもありました。
正直なところ、ステロイド連用による皮膚炎が、私で本当によかったと思いました。
4歳前の娘は、まだ肌はきれいで、時々荒れることがあるくらいです。
ただ、年頃になってきた時、肌トラブルに悩まされる時がくるかもしれません。
その前に、私がこの経験をしておいてよかったと思いました。
私のような状況になってしまうと、子供の場合、不登校になるくらい追い込まれてしまうことがあるかもしれないと思います。
子供にステロイドを使うことは、自分のときより慎重になりますし、基本的に医師の指示に従っています。
ただ、子供の場合、とびひの治療など必要な場合も結構あると思います。
今の私は恐怖心がまだ残っていますが、ステロイドは使い方次第だと思います。
ただ、ステロイド長期連用後にどのようになるかリアルに経験したからこそ、今後このような失敗をする前に対処できると思います。
そういう意味では、いい経験でした。
長くなりましたが、お読みくださりありがとうございました。