どんど焼き2024年はいつ?地域別の呼び方や燃やすものを解説!

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新年のお祝いとして、年神様をお迎えするために飾っていたしめ縄や門松といった正月飾りは、松の内の終わる1月7日(関西や四国地方などは1月15日)に外すことが一般的です。

そして、外した正月飾りは、全国各地の神社や寺院、自治体や自治会などで行われる「どんど焼き」で焼いてもらうことで、年神様をお見送りします。

では、その「どんど焼き」は、2024年(令和6年)は、いつ行われるのでしょうか?

また、どんど焼きとは、どういった伝統的な儀式なのでしょうか?

そこで今回は、2024年のどんど焼きがいつ行われるかに関して、次のような点について、詳しくまとめましたので、ご覧ください。

  • 2024年のどんど焼きはいつ行われるか
  • どんど焼きとは
  • どんど焼きの地域別の呼び方
  • どんど焼きは何時までするのか
  • どんど焼きで燃やすもの
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どんど焼きは2024年はいつ

どんど焼き2024いつ

2024年(令和6年)のどんど焼きが行われる時期は、日本全国の神社や寺院等で多少異なりますが、主に、1月中旬頃に行われることが多いです。

特に、2024年1月15日(月)が、どんど焼きを行う日として一般的です。

ただ、平日を避けて土日にしたり、期間を長めに設定しているようなところもあります。

2024年であれば、例えば、どんど焼きを1月13日(土)や1月14日(日)に行ったり、場合によっては、1月15日(月)の前後日を含めた1月14日(日)~1月16日(火)の3日間で行っているような神社等もあります。

また、正月明けの1月8日(火)~1月20日(土)までと長い期間設けられているようなところもあります。

どんど焼きは、正月飾りや書き初めなどを焼く伝統的な火祭りで、地域ごとに特色があります。

そのため、特定の地域や神社、寺院での正確な日程や内容について詳しく知りたい人は、地元の神社や寺院、自治体、自治会、地域の風習に詳しい団体等に直接問い合わせることをお勧めします。

また、最近は、有名だったり、ある程度大きな神社や寺院であれば、自身のホームページを持っている場合も多いですので、そこで近くの寺社のサイトを確認してみてもいいでしょう。

どんど焼きとは

どんど焼きとは

どんど焼きとは、日本の伝統的な行事で、毎年1月中旬頃に行われます。

主に、しめ縄や門松などの正月飾りや書き初めなど、新年に関連した飾りを焼く儀式です。

また、古いお守りやお札、熨斗、達磨なども焼いたりします。

この行事は、正月飾りによって迎えた年神様を、飾りを燃やして生じる煙と共にお見送りするという意味が込められています。

そして同時に、五穀豊穣や無病息災、商売繁盛、家内安全などを願います。

また、古い年の終わりと新しい年の始まりを象徴して、悪霊を払い、福を家に招くといった意味も込められたりします。

どんど焼きは地域によって異なる特色がありますが、一般的には、以下のような流れに沿って行われます。

【どんど焼きとは】

  1. 準備と集合…地域の人々が、しめ縄や門松といった正月飾りや破魔矢などを集めたり、どんと焼きが行われる神社などに持ち寄ったりします。これらは新年の祝福を受けたものとされ、それらを焼くことで、その祝福が人々に戻るとされています。
  2. どんど焼き(お焚き上げ)の儀式…集められた飾りなどは、通常、神社・寺院の境内や公共の場所で大きな焚き火として燃やされます。この火は清めの力を持つとされ、見る人々に健康や幸運をもたらすと信じられています。
  3. 餅投げ…どんど焼きの際には、時に「餅投げ(餅まき)」と呼ばれる催しが行われる場合もあります。これは、餅やお菓子を参加者に向かって投げ、それをキャッチすることで幸運を手に入れるというものです。
  4. お願い事…火に正月飾りを投じる際に、個人の願い事をすることがあります。これにより、新しい年に向けての願いや希望を込めることができます。

どんど焼きは、日本の文化や伝統を感じることができる美しい儀式であり、地域コミュニティの絆を強化する重要な役割も果たしています。

そして、地域によっては、焼き方や行事の形態が異なる場合があったり、また、最近は、環境への配慮といった点から、燃やさずに回収するだけの地域も増えています。

どんど焼きの呼び方|地域別

どんど焼き地域別呼び方

「どんど焼き」は、日本の伝統的な年中行事で、主に、お正月の飾り物や古いお札などを燃やす儀式です。

この行事は日本全国で行われますが、地域によって、その名称や習慣が異なります。

一般的には、関東地方や中部地方、北海道、中国・四国地方などを中心に「どんど焼き」と呼ばれますが、他にも、以下のような呼び方があります。

  • 左義長(さぎちょう)…主に近畿地方や北陸地方等で使用される呼び方で、特に京都では有名です
  • とんど焼き:主に近畿地方や関西圏で見られる呼び方です
  • どんと焼き…主に東北地方などで使用される呼び方です
  • 鬼火(おにび)たき…主に九州地方で見られる呼び方です
  • 道祖神祭…主に長野県や山梨県などで使用される呼び方です
  • さいと焼き…主に静岡県で見られる呼び方です

以上が代表的な呼び方ですが、これら以外にも、各地域で様々な呼び方も存在しますので、各地方毎に見てみましょう。

北海道

北海道では「どんど焼き」という呼び方が一般的です。

東北地方

東北地方では「どんと焼き」という呼び方が一般的です。

一方、以下のような特徴的な呼び方をしている地域や神社も存在します。

  • 宮城県…「松焚き祭」「柳沢の焼け八幡」「切込の裸カセドリ」「暁祭り」など
  • 秋田県…「梵天祭」「天筆焼き」「タイマツ焼き」「火振りかまくら」「サエの神の小屋焼き」「竹うち」など
  • 山形県…「さいと焼き」「ヤハハイロ」「大お柴灯(だいおさいど)まつり」など
  • 福島県…「歳の神」「サイノカミ」「鳥小屋」など

関東地方

関東地方では、基本的には「どんど焼き」と呼ばれています。

その他には「ワーホイ」「あわんとり」「浜の炊きあげ祭」「春渡祭」「道祖神祭り」「おたきあげ」「塞の神行事」「セエノカミサン」など​といった呼び方をしている地域や神社も存在します。

中部地方

中部地方では「どんど焼き」という呼び方が一般的です。

その他では、長野県、山梨県、富山県で「道祖神祭」「三九郎」「道陸神祭り」「おんべ祭り」「せいの神」「ホンヤリ」「左義長」「おんづろこんづろ」「塞の神」などといった呼び方をしている地域や神社も存在します。

近畿地方

近畿地方では「とんど焼き」という呼び方が一般的ですが、京都府や滋賀県などでは「左義長」と呼ばれることが多いです。

一方、以下のような特徴的な呼び方をしている地域や神社も存在します。

  • 三重県…「年越しのどんど火」など
  • 大阪府、兵庫県、奈良県…「トンド祭」「トンド焼」「かくしほちょじ(ほちょじ焼き)」「大とんど」「鬼はしり」など
  • 和歌山県…「さぎっちょ」など

中国地方

中国地方では「どんど焼き」もしくは「とんど焼き」はという呼び方が一般的です。

その他では「とんど祭り」「トンドウ」「五十猛(いそだけ)のグロ」などと呼ばれたりもします。

四国地方

四国地方では「どんど焼き」という呼び方が一般的です。

その他では、香川県、愛媛県、高知県で「とんどさん」「とうどおくり」「お注連(しめ)焼き」「鎮火祭」など​​といった呼び方をしている地域や神社も存在します。

九州地方

九州地方では「どんど焼き」の他に「鬼火焚き」や「ほんげんぎょう」などとも呼ばれることがあります。

一方、以下のような特徴的な呼び方をしている地域や神社も存在します。

  • 福岡県…「ほっけんぎょう」「鬼夜(おによ)さぎっちょ祭り」など
  • 佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県…「おんじゃおんじゃ」「お火たき」「鷹栖観音鬼会(たかすかんのんおにえ)」「おねっこ」「鬼の目はしらかし」「ドヤドヤサー」など
  • 沖縄県…「ドンド焼き」「古神札焚上祭(こしんさつたきあげさい)」など​

 

以上ですが、どんど焼きの呼び方は、地方毎に違うだけでなく、地域や個々の神社によって呼び方はまちまちで多数です。

いずれにしても、どんど焼きは、その地域独自の伝統や文化を反映した行事となっており、各地や個々の神社によって、微妙に異なる風習の儀式が行われることも多いです。

どんど焼きは何時までする?

どんど焼き何時まで

どんど焼きは何時まで行われるかというと、一般的には、決められた日の午前中の8~10時頃に始まり、午後15時~夕方頃まで行われることが多いです。​

​場合によっては、午前中に行われるような場所もありますが、多くは、火の後始末がしっかりとできるように、日が暮れるよりも早く終われるような時間帯に設定しています。

また、子どもが参加しやすい時間帯にしているところもあります。

ただ、このどんど焼きを何時までするかについては、あくまでも一般的なものであり、具体的な時間帯は、各地域や個々の神社によって異なるため、参加を希望する際には、事前に確認する必要があるでしょう。

どんど焼きで燃やすもの

どんど焼き燃やすもの

どんど焼きで燃やすものは、日本の伝統的な新年のお祝いを終えるための儀式として、様々な目的と意味を持っています。

以下は、どんど焼きで一般的に燃やすものの一覧です。

  • しめ縄(正月飾り)…新年を祝う飾りで、年神様を迎えるための目印として用いられ、燃やすことで年神様を見送る意味が込められています。
  • 門松(正月飾り)…玄関や門前に設置される竹や松の飾りで、新年の祝福と繁栄を象徴しています。
  • お守り・お札…前年に神社や寺院から受け取った守護や祈願のためのお守りやお札は、適切に処分することで、神仏への敬意を示します。
  • 熨斗(のし)…慶事やお歳暮などで使用される装飾的な紙で感謝と敬意の象徴です。
  • 書き初め…新年に書かれる習字で、その年の目標や願いを表し、燃やすことで運や才能の向上を祈ったり、子ども達にとっては字が上手くなったり賢くなったりするとも言われています。
  • 鏡餅(正月飾り)…鏡開きで使用されたお餅の残り(食べなかった場合)を、豊穣や健康を願う意味も込めて燃やします。
  • 達磨(だるま)…達磨に目を描き入れて願いを込め、その願いが叶った後に、お礼としてどんど焼きなどの行事で燃やす習慣があります。

以上ですが、あくまでも、どんど焼きは地域によって異なる習慣や儀式を持っていますので、何を燃やすかは、地域によって多少異なります。

例えば、上の一覧の中でも、鏡餅やだるまを燃やすことを禁止しているようなところもあったりします。

個々の神社や寺院などによっては、燃やせるものに制限が設けられていたりもするので、どんど焼きに参加する前に、事前に確認しておくと間違いないでしょう。

どんど焼き2024年はいつ?地域別の呼び方や燃やすもの|まとめ

2024年の「どんど焼き」は、日本全国の神社や寺院等で多少異なる時期に行われますが、主に1月中旬頃に行われます。

特に、2024年1月15日(月)が一般的な実施日ですが、土日に実施するところや、1月13日(土)~1月16日(火)の間に行うような神社等もあります。

また、1月8日(月)~1月20日(土)までと長期に設けるようなところもあります。

どんど焼きでは、主に正月飾りや書き初めなどを焼きますが、具体的な日程や詳細な内容は、地元の神社や寺院、自治体、自治会等に問い合わせるといいでしょう。

どんど焼きは、新年に関連した飾りを焼く伝統的な行事で、年神様をお見送りするという意味が込められています。

五穀豊穣や無病息災などを願い、地域によって異なる特色がありますが、環境への配慮から、燃やさずに回収するだけという地域も増えています。

日本全国で行われるどんど焼きは、地域によって呼び方が異なり「どんと焼き」「とんど焼き」「左義長」「鬼火たき」「さいと焼き」など多数の名称が存在します。

一般的に、どんど焼きは、決められた日の午前10時頃~午後15時頃までに行われることが多く、地域や神社によって、その時間は異なります。

焚き上げるものには、しめ縄や門松といった正月飾りの他、古いお守りやお札、だるま、書き初め、鏡餅などが含まれますが、地域によって異なる場合もあります。