花粉症に悩んでいる人にとって、花粉が飛散する時期になると、本当に憂鬱なものです。
効果があるといえば、わらにもすがる思いで何にでも頼りたくなる気持ちがよく分かります。
今回は、花粉症において、何故、ヨーグルトが効果があると言われているのかをまとめてみました。
[originalsc]そもそも、花粉症とは?
その前に、そもそも花粉症って、どういう病気なのかについて、少し考えてみます。
花粉症は、その時期によって飛散する、スギやヒノキ、ブタクサなどの花粉に対する免疫機能の過剰な反応です。
つまり、アレルギーのことで、そのアレルギーを起こす物質のことをアレルゲンと呼んでいます。
その中で、多くの人を悩ませているアレルゲンが、スギ花粉です。
春になると、一斉にスギの花を咲かせるため、多くの人が花粉症を発症します。
身体がアレルギー物質を取り込む度に、鼻水、くしゃみ、かゆみなど、人によって様々な症状を引き起こします。
自身の身体を守る役目を担っている免疫機能が、逆に自分自身を攻撃してしまうのが、花粉症です。
免疫機能を司る免疫細胞について
この花粉症のアレルギーには、白血球中に存在する「Th1」と「Th2」という免疫細胞のバランスが深く関係していると言われています。
ウィルスや腫瘍の攻撃に関わっている「Th1」と、抗体産生に関わっている「Th2」、この2つの免疫細胞のバランスが保たれていれば、症状が出ることはほとんどありません。
しかし、バランスが崩れて「Th2」が多くなると、IgE抗体が過剰に作られて、アレルギー反応が出てしまうのです。
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花粉症対策にヨーグルトが効くと言われる理由
花粉症は、残念なことに、根本的な治療法が見つかっていません。
とはいえ、花粉に対する過敏反応は、免疫力を強化することで和らげることができると言われています。
それでは、どうしたら免疫力を強化できるのでしょうか?
一般的に、人間の免疫力を司っている器官は、腸と言われています。
腸には身体中の免疫システム全体の60%以上が存在しているため、腸自体を健康な状態に保っておけば、免疫力も活性化されて、より快適な状態に近づけることができます。
その快適な状態に近づけるために、腸の調子を整えるには、バランスの良い食生活が基本となります。
これによって、腸内環境は善玉菌が増え良好となりますが、腸内にいる腸内細菌のバランスが崩れて、悪玉菌が優勢になると、腸内環境は悪化してしまいます。
この状態を抑えるには、整腸作用のある乳酸菌などを積極的に食べることが良いと考えられています。
乳酸菌がたくさん入っているヨーグルトが花粉症に良いとされているのは、そんな理由からなんです。
そして、善玉菌の代表と言われているビフィズス菌や乳酸菌には、腸内環境を整える機能だけでなく、免疫細胞に直接働きかけることができるんです。
つまり、それらには、免疫細胞の「Th1」と「Th2」のバランスを調整する力が備わっているのです。
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花粉症対策にヨーグルトが効かないと言われる理由
残念ながら、花粉症の症状をしっかりと抑える効力が、ヨーグルト自体にあるというわけではありません。
その場合には、専門医のもとでの治療が必要で、ヒスタミン薬や、抗ロイコトリエンなどの経口治療薬などの処方が必要となります。
しかし、花粉症を予防する上での免疫機能強化のメリットを考えると、ヨーグルトを摂取する意義は大きいと考えます。
また、花粉症の初期症状であれば、症状軽減も報告されていますので、少なからず有効とも考えられます。
まとめ
アレルギー症状を緩和するには、薬だけに頼るのではなく、自身の体質改善から取り込むことが重要です。
バランスのある食生活への改善や、適度な運動、そして、十分な睡眠など、日常生活の環境から変えてみることも大切です。